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ぜんぶ二人ではじめて

第8章 告白フェスティバル.

食事を済ませると、市川さんの部屋に案内された。

「部屋がなくてゴメンね。ヤスくんと昌樹くんはここで寝て?」

と、市川さんの部屋の3畳程のスペースで寝るよう言われた。

待て!同じ部屋かよ?

この位置からは市川さんのベッドは確かに見えない。

でも!気になるよなー……

「ベッド、でっかいね!」

と、昌樹。

「うん。昔、父さんと母さんが使ってたベッドなの。」

と、市川さん。

「彩月ちゃんと私はベッドね?」

「うん。」

市川さんと彩月がお風呂に入った。

「ヤスくん、市川さんにコクんないの?」

と、昌樹。

「いやー……まだ、様子見。」

「あのスペシャルスマイル目の前にしたらめちゃくちゃ緊張しそうだよね。」

“イッシッシ”と笑う昌樹。

「マジ可愛いもんなー。」

「思わず押し倒したくなったりしない?」

「まだ付き合ってねーしな。考えないな。お前こそ、ここ、市川さん家なんだから、彩月とエロいことするなよな!?」

「あー。分からん!最近、ちょっとだけ、進展したからなー。」

「は?キス以上してんの?」

「ちょっとだけねー。」

「マジか。でも、ここは家じゃないんだからな。」

「はい。」

そんな会話をしていた。

二人が戻ってきた。

そのあと、夜中まで四人でゲームをした。

市川さんは俺の隣に座って、ゲームをしていたが、眠たくなったようで、

俺の肩にもたれかかってきた。

ドキッ!!!

風呂上がりの良い香りが……

いつもの市川さんの香りがした。

やべぇ……

しかも胸元、谷間が見える!

「ヤスくん、顔がエロいよ?」

昌樹に言われて、

ハッとした!

「胸……やべー……」

「触っちゃえば?」

「バッカ!何言ってんだよ!」

と反応したら、昌樹は彩月の胸を揉んでた。

昌樹の方を見ると、彩月も昌樹の肩にもたれて眠っていた。

「彩月も?」

「うん。乳首触っちゃおー!」

幼なじみのエロ発言にプチパニックになる。

「お前あとでぶっ飛ばされるぞ!」

「乳首っていってもパジャマの上からだから大丈夫だよ。」

「そーかよ。ベッドに運ぶか。」

「そうだね。無反応だし!つまんない。」

俺たちは二人を起こしてみたが、無反応だったので、

お姫様抱っこをして、ベッドに運んだ。

軽いなぁ、市川さん。

距離が近い。

緊張する…

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