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ぜんぶ二人ではじめて

第8章 告白フェスティバル.

正直、俺も眠かったし、

昌樹も眠かったみたいで、

二人を運んだあと、

俺たちも眠りについた。

翌朝、

8時……

誰かが起きた気配がした。

ガサガサ……

何かしてる。

ん?

あ。

市川さんが、片付けしてる!

俺も起きた。

「市川さん、おはよー。」

「あ、ヤスくん、おはよー。」

「手伝うよ。」

「ありがとう。」

距離が近いとドキドキするのは変わらない。

俺はやっぱり、市川さんが好きだ。

こんなに夢中になるなんてな。

本当に夢にも想わなかった。

昨夜は胸の谷間にドキドキして、一瞬触りたいって思ってごめんなさい。

なんて、心の中で懺悔してた。

「ヤスくん、私、着替えてくるね?」

「あ、あぁ。うん。」

そう言うと、ウォークインクローゼットの中に入っていった。

広そうだな。

市川さん家は、デカイ!

市川さんのこの部屋も何畳あるんだ?

想像もつかない。

市川さんが着替えてるうちに俺も着替えた。

昌樹と彩月はまだ寝てる。

ん?

そういや昌樹、俺の隣に寝てたはずなのに……

居なくないか?

どこで寝てるんだ?

ソファーにはいないな。

まさか!

彩月んとこか?

ガラッ!

市川さんがウォークインクローゼットから出てきた。

思いきって、

「市川さん!昌樹、もしかして、彩月の隣で寝てるの?」

聞いてみた。

「う、うん。」

市川さん……

「マジかよ!」

市川さんのベッドだぞ!

目的は彩月かもしれない!

でも!!!

市川さんと至近距離で寝る!!!

なんだとーーーー!

「昌樹!テメー、起きろ!」

ガバッ!

布団を剥いだ!

「やだー!」

「やべっ!」

二人が……

イチャイチャしてた。

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