ぜんぶ二人ではじめて
第9章 お泊まり会・1
side 七海
お泊まり会、翌日。
ヤスくんのお説教姿がどうしても大人にしか見えなかった。
まるで、そう!
「お父さんみたいだった!」
なんて。
言わなきゃ良かったかな。
でも、もう、内容が内容なだけに恥ずかしくて……耐えられなかったよ。
今、部活が終わって、
これからプール!
いつもは男女別だから良いんだけど、
夏休みは学年別で男女一緒だから……
めちゃくちゃ恥ずかしい。
学年別で必ず行く日と自由な日がある。
今日は必ず行く日。
夏休み中の必ず行く日は4回程度。
自由な日は学年関係ない。
12回、自由な日がある。
夏休み中に泳ぎを見て、地区水泳大会の代表を決めるみたい。
スクール水着に着替えて、
彩月ちゃんとシャワー。
「つめたーい!」
「きゃーー!ほんと!つめたいよー!」
なんて言いながらシャワーから出ると、
「市川さん。」
ヤスくんに声をかけられた。
「ヤスくん……」
引き締まった身体……
私のこと抱き上げて運んでくれた、腕……
かっこいい……
彩月ちゃんは昌樹くんとプールに入ってしまった。
私はヤスくんとプールへ。
ヤスくん、何も話さない。
どうしたんだろ?
「ヤスくん?」
声をかけたら、ハッとした顔で、
「彩月は?」
と、目線を反らす。
「あ。昌樹くんと一緒に行ったよ。」
「そっか。昌樹んとこ一緒に行く?」
「あ、うん。」
このドキドキを知られないように……
私は彩月ちゃんとこに行って、ヤスくんも昌樹くんとこに行って、また四人でワイワイしてた。
私は背が低いから、皆は簡単に届く深さでも……
「あっ!」
ここら辺から深いんだ!
なんて学習しながらじゃないと溺れる……。
泳ぎもそんなに得意じゃないし。
「大丈夫?」
「ヤスくん……」
「向こうまで行くよ?捕まってて良いよ?」
「ヤスくん……学校だもん。恥ずかしよぉ。」
「じゃぁ、潜れる?」
「うん。」
「泳いで行こう?」
「うん!」
でも、手……繋いで泳いだ。
やっぱドキドキするよ。
ヤスくん……
『早く……俺だけのもんにしたい。』
って……それって……エッチなことしたいってこと?
ヤスくん、もっと話そうね!
お泊まり会、翌日。
ヤスくんのお説教姿がどうしても大人にしか見えなかった。
まるで、そう!
「お父さんみたいだった!」
なんて。
言わなきゃ良かったかな。
でも、もう、内容が内容なだけに恥ずかしくて……耐えられなかったよ。
今、部活が終わって、
これからプール!
いつもは男女別だから良いんだけど、
夏休みは学年別で男女一緒だから……
めちゃくちゃ恥ずかしい。
学年別で必ず行く日と自由な日がある。
今日は必ず行く日。
夏休み中の必ず行く日は4回程度。
自由な日は学年関係ない。
12回、自由な日がある。
夏休み中に泳ぎを見て、地区水泳大会の代表を決めるみたい。
スクール水着に着替えて、
彩月ちゃんとシャワー。
「つめたーい!」
「きゃーー!ほんと!つめたいよー!」
なんて言いながらシャワーから出ると、
「市川さん。」
ヤスくんに声をかけられた。
「ヤスくん……」
引き締まった身体……
私のこと抱き上げて運んでくれた、腕……
かっこいい……
彩月ちゃんは昌樹くんとプールに入ってしまった。
私はヤスくんとプールへ。
ヤスくん、何も話さない。
どうしたんだろ?
「ヤスくん?」
声をかけたら、ハッとした顔で、
「彩月は?」
と、目線を反らす。
「あ。昌樹くんと一緒に行ったよ。」
「そっか。昌樹んとこ一緒に行く?」
「あ、うん。」
このドキドキを知られないように……
私は彩月ちゃんとこに行って、ヤスくんも昌樹くんとこに行って、また四人でワイワイしてた。
私は背が低いから、皆は簡単に届く深さでも……
「あっ!」
ここら辺から深いんだ!
なんて学習しながらじゃないと溺れる……。
泳ぎもそんなに得意じゃないし。
「大丈夫?」
「ヤスくん……」
「向こうまで行くよ?捕まってて良いよ?」
「ヤスくん……学校だもん。恥ずかしよぉ。」
「じゃぁ、潜れる?」
「うん。」
「泳いで行こう?」
「うん!」
でも、手……繋いで泳いだ。
やっぱドキドキするよ。
ヤスくん……
『早く……俺だけのもんにしたい。』
って……それって……エッチなことしたいってこと?
ヤスくん、もっと話そうね!