ぜんぶ二人ではじめて
第10章 ドキドキの夏休み
side 七海
ヤスくんがナンパされて、嬉しそうにしてるのが見えて、何だか胸がザワザワした。
これが、嫉妬ってやつなんだね。
でも、ヤスくんが私が怒ってると感じ取ってくれて、ヤスくんが一緒にいたいのは私だけだって……
「市川さんのこと、一人占めしたい。」
なんて言ってくれて、
ドキドキ……
「私も……ヤスくんのこと……一人占めしたい。」
ヤスくんへの想いが溢れ出す。
ヤスくんが、
「そんな可愛い顔するの、二人きりの時にして。」
そう言って、水着の上着を頭から被せた。
海に行った。
ドキドキ……ドキドキ……
遠浅で穏やかな波……
そんな海へと体を預ける。
波に体を持って行かれる。
イルカの浮き輪から落ちそうになる。
「おっと!大丈夫??」
ヤスくんが支えてくれる。
ドキン!
ヤスくんの手が!!!胸に近いところを触った。
「あっ……」
思わず小さく声を漏らす。
意識してるのバレても良い。
「ごめん!」
ヤスくんも真っ赤になる。
「大丈夫だよ。一緒に乗ろう?」
と、誘った。
「良いの?」
「うん!」
と……
大きめのイルカの浮き輪に二人乗り……
密着率……すごい!!!
ドキン!ドキン!ドキン!……
全身が心臓になったみたい。
「い、市川さん!これ、やっぱ……ちょっとマズイ……。」
密着率が凄すぎてヤスくんの心臓の音がダイレクトに響く。私の心臓もバクバク言ってる。
「う、うん。私が降りるよ。」
「いや、市川さん、足届かないんじゃ……?」
「え?」
もう、降りちゃった!
パシャッ……
やっぱり、足が!届かないッ!
「あっ!」
プールなら泳げるけど、海ってうまく泳げない……。
バシャッ!
ヤスくんがすぐに入ってくれて、
救い上げてくれた。
「ありがとう。」
「だから言ったのに。」
「ごめんなさぁい。」
「浮き輪に捕まってよう?」
「うん。」
そう言って反対側に行くヤスくん。
手を伸ばして、浮き輪に捕まってたら、
キュッ……
ヤスくんが手を握ってきた!
「危ないから。」
なんて少しぶっきらぼうに。本当は照れてるの、分かってるよ。
なんだかとってもくすぐったい。
「うん。」
思わず笑顔で答える。
ヤスくん、大好き!
ヤスくんがナンパされて、嬉しそうにしてるのが見えて、何だか胸がザワザワした。
これが、嫉妬ってやつなんだね。
でも、ヤスくんが私が怒ってると感じ取ってくれて、ヤスくんが一緒にいたいのは私だけだって……
「市川さんのこと、一人占めしたい。」
なんて言ってくれて、
ドキドキ……
「私も……ヤスくんのこと……一人占めしたい。」
ヤスくんへの想いが溢れ出す。
ヤスくんが、
「そんな可愛い顔するの、二人きりの時にして。」
そう言って、水着の上着を頭から被せた。
海に行った。
ドキドキ……ドキドキ……
遠浅で穏やかな波……
そんな海へと体を預ける。
波に体を持って行かれる。
イルカの浮き輪から落ちそうになる。
「おっと!大丈夫??」
ヤスくんが支えてくれる。
ドキン!
ヤスくんの手が!!!胸に近いところを触った。
「あっ……」
思わず小さく声を漏らす。
意識してるのバレても良い。
「ごめん!」
ヤスくんも真っ赤になる。
「大丈夫だよ。一緒に乗ろう?」
と、誘った。
「良いの?」
「うん!」
と……
大きめのイルカの浮き輪に二人乗り……
密着率……すごい!!!
ドキン!ドキン!ドキン!……
全身が心臓になったみたい。
「い、市川さん!これ、やっぱ……ちょっとマズイ……。」
密着率が凄すぎてヤスくんの心臓の音がダイレクトに響く。私の心臓もバクバク言ってる。
「う、うん。私が降りるよ。」
「いや、市川さん、足届かないんじゃ……?」
「え?」
もう、降りちゃった!
パシャッ……
やっぱり、足が!届かないッ!
「あっ!」
プールなら泳げるけど、海ってうまく泳げない……。
バシャッ!
ヤスくんがすぐに入ってくれて、
救い上げてくれた。
「ありがとう。」
「だから言ったのに。」
「ごめんなさぁい。」
「浮き輪に捕まってよう?」
「うん。」
そう言って反対側に行くヤスくん。
手を伸ばして、浮き輪に捕まってたら、
キュッ……
ヤスくんが手を握ってきた!
「危ないから。」
なんて少しぶっきらぼうに。本当は照れてるの、分かってるよ。
なんだかとってもくすぐったい。
「うん。」
思わず笑顔で答える。
ヤスくん、大好き!