ぜんぶ二人ではじめて
第11章 心のキズ
ポロポロ……
私は胸を隠して、うずくまり、泣くことしか出来ない。
「何をしたんですか?」
ヤスくんの凄味に二人が後退りしている。
「なにもしてねーよ。」
「する前にお前が来ちゃったよ。」
二人が慌ててる。
「本当ですか?」
ヤスくんが尋ねる。
「うん!」
「マジ!」
「大会前に問題起こしたら大変なことになるって分かりませんか?二度と彼女に近づかないでください!」
ヤスくんが怒りを込めて言う。
「はい!」
「ごめんなさい」
そう言って二人は慌てて部室から出ていった。
「市川さん、もう大丈夫だよ。」
そう言ってヤスくんがしゃがんで頭を撫でてくれた。
「ヤスくんッ!!!怖かったぁぁぁ!!!」
私はヤスくんの胸に寄りかかって……
声をあげて泣いた。
「本当に何もされなかった?」
さっきとは別人のような声で優しく聞いてくれる。
「うん。」
「そっか。本当に良かった。」
そう言ってヤスくんが優しく抱き締めてくれた。
「あっ……」
ドキン!
ドキドキ……
ドキドキ……
「無事で…良かったッ!」
ギュッ…
抱きしめてた腕に少し力を入れて、耳元でそう言った。
ヤスくんの切なそうな声がもっと鼓動を騒がしくする。
嬉しくて……
涙はあっという間に止まった。
「ヤスくん……」
安心できる……
ヤスくんの胸……
「ありがとう、ヤスくん。」
そう伝えた。
「あ!ご、ごめん!」
そう言って、急に離れた。
「あっ!」
ヤスくんが急に真っ赤になった。
「市川さん、胸……」
そう言われて、
ハッ!
「やだ!」
胸、出てるんだった!
「ごめんね!」
そう言って、ホックして、制服を整えた。
ヤスくんは後ろを向いて待っててくれた。
私は胸を隠して、うずくまり、泣くことしか出来ない。
「何をしたんですか?」
ヤスくんの凄味に二人が後退りしている。
「なにもしてねーよ。」
「する前にお前が来ちゃったよ。」
二人が慌ててる。
「本当ですか?」
ヤスくんが尋ねる。
「うん!」
「マジ!」
「大会前に問題起こしたら大変なことになるって分かりませんか?二度と彼女に近づかないでください!」
ヤスくんが怒りを込めて言う。
「はい!」
「ごめんなさい」
そう言って二人は慌てて部室から出ていった。
「市川さん、もう大丈夫だよ。」
そう言ってヤスくんがしゃがんで頭を撫でてくれた。
「ヤスくんッ!!!怖かったぁぁぁ!!!」
私はヤスくんの胸に寄りかかって……
声をあげて泣いた。
「本当に何もされなかった?」
さっきとは別人のような声で優しく聞いてくれる。
「うん。」
「そっか。本当に良かった。」
そう言ってヤスくんが優しく抱き締めてくれた。
「あっ……」
ドキン!
ドキドキ……
ドキドキ……
「無事で…良かったッ!」
ギュッ…
抱きしめてた腕に少し力を入れて、耳元でそう言った。
ヤスくんの切なそうな声がもっと鼓動を騒がしくする。
嬉しくて……
涙はあっという間に止まった。
「ヤスくん……」
安心できる……
ヤスくんの胸……
「ありがとう、ヤスくん。」
そう伝えた。
「あ!ご、ごめん!」
そう言って、急に離れた。
「あっ!」
ヤスくんが急に真っ赤になった。
「市川さん、胸……」
そう言われて、
ハッ!
「やだ!」
胸、出てるんだった!
「ごめんね!」
そう言って、ホックして、制服を整えた。
ヤスくんは後ろを向いて待っててくれた。