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ぜんぶ二人ではじめて

第12章 特別扱い

ヤスくんが部屋へと案内してくれる。

私は恥ずかしくなって、うつむいてしまった。

ヤスくんの部屋は二階の南側。

温かくて気持ちいい陽射しが入る。

キレイに片付けられていて、スッキリとした上品な部屋。

部屋の真ん中に小さめのテーブル
テーブルの前に二人用のソファー
壁にテレビ
テレビとは反対側にベッド
背丈の低い本棚があった。

「適当に座って?」

そう言って、ソファーへと案内してくれた。

「ありがと。」

私は、テーブルの前にあったソファーに座った。

「お茶持ってくるよ。」

「ありがと。」

ドッキン!

ドッキン!

ドッキン!

どうしよ。

部屋の中で二人きり!?

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