ぜんぶ二人ではじめて
第12章 特別扱い
「この前言ったこと、覚えてる?」
「え?……あ、うん。」
「キス、したことある?」
「え??……ないない!……ヤスくんは?」
「ないけどさ。……しちゃおうか。キス……」
「えっ?今?」
「うん。」
「ダメだよ。」
「何で?」
「だって……また、話できなくなっちゃうもん。」
「隣の席なのに、ほとんど二人で話してないよな。」
「うん。」
「まぁ、それは今キス駄目っていう、理由にはならないよ?」
「だって……」
男の子は誰とでもエッチなことまでできるって聞いたけど……
ヤスくんもこの前のは……
ノリ?
だったりするのかな?
なんだか、急に虚しくなって、
胸がギュッて
締め付けられた。
ヤスくん!
私はヤスくんの一つ一つのしぐさにこんなに動揺してるよ。
ヤスくんはわりとポーカーフェイスのことが多いから、
ヤスくんの気持ち……
読めないよ。
溢れそうになる、
ヤスくんへの気持ちが止まらないよ。
「え?……あ、うん。」
「キス、したことある?」
「え??……ないない!……ヤスくんは?」
「ないけどさ。……しちゃおうか。キス……」
「えっ?今?」
「うん。」
「ダメだよ。」
「何で?」
「だって……また、話できなくなっちゃうもん。」
「隣の席なのに、ほとんど二人で話してないよな。」
「うん。」
「まぁ、それは今キス駄目っていう、理由にはならないよ?」
「だって……」
男の子は誰とでもエッチなことまでできるって聞いたけど……
ヤスくんもこの前のは……
ノリ?
だったりするのかな?
なんだか、急に虚しくなって、
胸がギュッて
締め付けられた。
ヤスくん!
私はヤスくんの一つ一つのしぐさにこんなに動揺してるよ。
ヤスくんはわりとポーカーフェイスのことが多いから、
ヤスくんの気持ち……
読めないよ。
溢れそうになる、
ヤスくんへの気持ちが止まらないよ。