ぜんぶ二人ではじめて
第12章 特別扱い
今日、一歩前進したい!
ヤスくんとの距離を縮めたい。
どうしたら距離が縮まるかなぁ?
でも、やっぱり……
「キスは……恥ずかしいよ。」
「分かった。」
無口になった、ヤスくん……
怒っちゃったのかな?
違うドキドキがきた。
静かにアルバムに目をやる。
パラパラ……
アルバムのページ、小さな女の子が写ってた。
「この子は、誰?」
「あぁ、妹だよ。円香(まどか)。4つ離れてるんだ。」
「妹?可愛い!!!!!いーなー!」
私は急にテンションが上がった!
「可愛いか?市川さんは一人っ子だっけ?」
「可愛いよぉ。母さん忙しいからねー。妹か弟はいつも人形。」
「そんなに良いもんじゃないけど?」
「そうなの?でも、絶対、一人っ子よりは良いと思うよ。」
「まぁね。」
「今日はいないの?」
「遊び行ってるよ。彩月の妹と仲良いんだよ。しょっちゅう遊んでるよ。」
そう言って、立ち上がると、南の窓を開けて、
「ほら、あそこにいる。」
と、山の方を指差した。
「あ!ほんとだ。右の方が円香ちゃん?」
「うん。よく分かったね。」
「目、良いの。それに、写真のままだし。」
「美月……あ、彩月の妹ね。美月は彩月そっくりだからすぐ分かると思うよ。」
「うん。そんな感じする。」
そんな話をしていたら、二人が私たちに気がついた。
ヤスくんとの距離を縮めたい。
どうしたら距離が縮まるかなぁ?
でも、やっぱり……
「キスは……恥ずかしいよ。」
「分かった。」
無口になった、ヤスくん……
怒っちゃったのかな?
違うドキドキがきた。
静かにアルバムに目をやる。
パラパラ……
アルバムのページ、小さな女の子が写ってた。
「この子は、誰?」
「あぁ、妹だよ。円香(まどか)。4つ離れてるんだ。」
「妹?可愛い!!!!!いーなー!」
私は急にテンションが上がった!
「可愛いか?市川さんは一人っ子だっけ?」
「可愛いよぉ。母さん忙しいからねー。妹か弟はいつも人形。」
「そんなに良いもんじゃないけど?」
「そうなの?でも、絶対、一人っ子よりは良いと思うよ。」
「まぁね。」
「今日はいないの?」
「遊び行ってるよ。彩月の妹と仲良いんだよ。しょっちゅう遊んでるよ。」
そう言って、立ち上がると、南の窓を開けて、
「ほら、あそこにいる。」
と、山の方を指差した。
「あ!ほんとだ。右の方が円香ちゃん?」
「うん。よく分かったね。」
「目、良いの。それに、写真のままだし。」
「美月……あ、彩月の妹ね。美月は彩月そっくりだからすぐ分かると思うよ。」
「うん。そんな感じする。」
そんな話をしていたら、二人が私たちに気がついた。