テキストサイズ

ぜんぶ二人ではじめて

第14章 そっとギュッと

ナナちゃん!

ギュッ!

気がついたら、抱き締めてた。

嬉しい!

「ナナちゃん。ありがとう。すげぇ、嬉しい!」

本当に泣きそうなくらい。

俺たちはしばらく抱き合ってた。

さっき、またあとで続き、しよ?と言ってたけど……

続きって、抱き合うことの続きだよな?

柔らかいナナちゃんの肌。

もっといろんなとこ、触りたいけど、今は抱き合うだけで十分!

いや、本当は、キスとかしたいけど。

こういうのは、ナナちゃんのペースも大切だよな。

ガツガツいきすぎるのはマズイ。

あぁ……でも、ナナちゃんのおっぱい、ちょっとだけ、触りたいな。

柔らかいんだろうなー。

どんな風なんだろう?

ヤバい……

下半身が暴走する。

危険だ。

でも、この状態なら、気がつかれないだろ。

俺は体を少し放した。

ナナちゃんが、俺を見上げる。

この上目遣いがたまんねぇ。

「ナナちゃん。」

「ヤスくん……」

その唇から漏れる音が可愛い。

そしてこのアングルから見える谷間がすげぇ、そそる!

俺はナナちゃんの髪を耳にかけた。

「もっと顔、よく見せて?」

そう言って、ナナちゃんの左頬を右手で包んで少し持ち上げた。

「あ。やだ。」

恥ずかしそうにますます真っ赤な顔になる、ナナちゃん。

「だめ、ヤスくん。あんまり見ないで。」

少しウルッとした目で訴えた。

胸が締め付けられる。

可愛い!!!!

「なんで?もっと、見たいよ。」

俺は少し声を低くして、囁くように言った。

「もう、だめ。恥ずかしすぎて……心臓、壊れちゃう。」

なんて言うもんだから、もう、下半身、大暴走!!!!

これ以上、くっついてたら、俺、何するか分からない。

「ゴメンな。可愛くて、つい。」

そう言って、もう一度やさしく抱き寄せて、体を放した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ