ぜんぶ二人ではじめて
第14章 そっとギュッと
「キス、しちゃったね。」
ドキドキが止まらない。
「うん……」
ナナちゃんが、消えそうな声で答える。
ナナちゃんのドキドキも確かに伝わったよ。
「すげぇ……照れる。」
「ん……」
真っ赤な顔してるナナちゃん。
最高に可愛い!
「俺、ナナちゃんのこと、大事にするよ。」
下を向いていたナナちゃんが、俺の言葉を聞いて、バッと顔を挙げる。
「大事にする。」
視線をあわせてもう一度、言った。
「ヤスくん……ありがとう。」
そう言って微笑むナナちゃん。
今まで見た笑顔の中で一番輝いてた!
ぎゅ……
俺は、もう一度抱き締めた。
「あっ……ヤスくん……」
「何度でも抱き締めたい。何度でも……キスしたい。」
そう言って、首にキスをした。
「あっ……」
「予約、間に合ってよかった。」
「そうだよ。予約って何だったの?」
抱き合ったまま話す。
「彼氏になる予定って意味だよ。」
「そうだったんだ。」
「やっぱ伝わってなかったか。」
そう言って笑った。
「私、鈍いみたい。」
「大丈夫。知ってる。そういうところも全部、大好きだよ。」
そう言って見つめた。
「うん……。ヤスくんといると、すごくドキドキするけど、心地良いよ。」
ナナちゃんが言った。
「俺もだよ。」
俺はナナちゃんの頭を撫でてしばらく抱き合った。
彼氏になれたんだなー。
なんて実感してた。
「まだ時間あるし、良い天気だから、外、行かない?」
そう誘う。
「うん!」
階段降りて、じいちゃんに伝えて、近くの小川に行く。
せせらぎが優しい。
川岸に近づいて、川の水を触った、ナナちゃん。
「冷たい!」
「ホントだ。ひんやりしてるね。」
「うん。川によく来るの?」
「いや。久しぶりだよ。」
そういえば……もう少し下流に行ったところに確か……
「ナナちゃんは花、好き?」
「うん。お花、大好きだよ!」
「行こう!」
「え?」
俺はこの先にあるはずの秋桜畑を目指した。
ドキドキが止まらない。
「うん……」
ナナちゃんが、消えそうな声で答える。
ナナちゃんのドキドキも確かに伝わったよ。
「すげぇ……照れる。」
「ん……」
真っ赤な顔してるナナちゃん。
最高に可愛い!
「俺、ナナちゃんのこと、大事にするよ。」
下を向いていたナナちゃんが、俺の言葉を聞いて、バッと顔を挙げる。
「大事にする。」
視線をあわせてもう一度、言った。
「ヤスくん……ありがとう。」
そう言って微笑むナナちゃん。
今まで見た笑顔の中で一番輝いてた!
ぎゅ……
俺は、もう一度抱き締めた。
「あっ……ヤスくん……」
「何度でも抱き締めたい。何度でも……キスしたい。」
そう言って、首にキスをした。
「あっ……」
「予約、間に合ってよかった。」
「そうだよ。予約って何だったの?」
抱き合ったまま話す。
「彼氏になる予定って意味だよ。」
「そうだったんだ。」
「やっぱ伝わってなかったか。」
そう言って笑った。
「私、鈍いみたい。」
「大丈夫。知ってる。そういうところも全部、大好きだよ。」
そう言って見つめた。
「うん……。ヤスくんといると、すごくドキドキするけど、心地良いよ。」
ナナちゃんが言った。
「俺もだよ。」
俺はナナちゃんの頭を撫でてしばらく抱き合った。
彼氏になれたんだなー。
なんて実感してた。
「まだ時間あるし、良い天気だから、外、行かない?」
そう誘う。
「うん!」
階段降りて、じいちゃんに伝えて、近くの小川に行く。
せせらぎが優しい。
川岸に近づいて、川の水を触った、ナナちゃん。
「冷たい!」
「ホントだ。ひんやりしてるね。」
「うん。川によく来るの?」
「いや。久しぶりだよ。」
そういえば……もう少し下流に行ったところに確か……
「ナナちゃんは花、好き?」
「うん。お花、大好きだよ!」
「行こう!」
「え?」
俺はこの先にあるはずの秋桜畑を目指した。