テキストサイズ

ぜんぶ二人ではじめて

第17章 懺悔

「ナナちゃん……胸触っても良い?」

しばしの沈黙。

「えっ?……ここで?」

うーん。そうだよなー。

でも、触りたい!

「うん!」

「ダメぇ!」

そう言ってるナナちゃんがまた可愛くて、オレの下半身は更に暴走を続ける。

「水着の上からで良いから。」

懇願した。

「イヤ!ヤスくんのえっち!」

バッ!と離れて、ナナちゃんは走ってどこかへ行ってしまった。

やってしまった……。

オレ、ナナちゃんが良いって思うことしかしないってナナちゃんに誓ったのに。

守るとかカッコいいこと言って。

結局、自分の欲に負ける……。

嫌われたよな。

バカだよなぁ……

ナナちゃん!

でも、オレ、やっぱりナナちゃんともっと手繋いだり、抱擁したり、キスしたいよ!

あ!

ナナちゃんを一人にしちゃダメだった!

また、どこかの狼男に狙われているかもしれない。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ