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ぜんぶ二人ではじめて

第18章 我慢は続くよどこまでも

胸が!

急に意識し始める。

どうしよう。

またドキドキしてきた!

我慢だぞ!

ダメだぞ!

「ナナちゃん!そろそろ、会場に向かおうか?」

そう言った。

逃げだけど。

これ以上はまずい。

ナナちゃんの顔見たら、理性がぶっ飛ぶ自信がある。

「まだ……もう少しだけ、こうしてても……良い?」

そんなことを!

ナナちゃんがオレを見てるだろう。

目を合わせたら危険だ。

あ!

キスまでなら良いんだよな?

「そんなこと言ってると……キスしたくなるよ。」

そう言った。

そしたら、

「良いよ。キス、したい。」

ナナちゃん!!!

あ!

目が合ってしまった!!!

可愛いー!

もう、駄目……。

キスだけ!

オレは自分に言い聞かせて、

「ナナちゃん、可愛いよ。大好きだよ。」

そう言って、

ちゅっ……

ちゅっ……

パクっ

たまに食べるみたいに

上唇だけ

下唇だけ

角度を変えて

わざと音を立てて……

ナナちゃんの吐息が漏れる。

「ふぅ……ん」

エロい!!!

ヤバい!

ナナちゃん……

エロいよ。

もっと、エロいナナちゃんが見たい。

感じたい。

オレは一瞬唇を放して、

「ナナちゃん……口、軽く開いて?」

俺はそう言って、ナナちゃんの唇に親指で触れた。

「んっ……」

可愛いナナちゃんを見つめる。

瞳がトロンとしてる。

俺も軽く口を開いて、舌を入れた。

「んっ!はぁ……ん!」

ナナちゃん……!!!

可愛いよ。

「これが、大人のキスだよ。」

そう言って一度離れて、

「もう一回……させて?」

そう聞いた。

「……ん……」

「俺の真似……すれば良いよ。」

そして、また……

ネチョ……

ナナちゃんが少しずつ舌を伸ばしてきた。

舌が震えてるのが分かった。

ジュルっ……

音が漏れた。

「あっ!んっ!」

漏れる吐息がやらしい。

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