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ぜんぶ二人ではじめて

第19章 ちょっとだけ……

しばらくの間、抱き合って、

目を合わせて、キスをして……

繰り返していたら、

私の頭がボーッとしてきて、

もう、めちゃくちゃにしてほしいって、

思えてきちゃった。

でも、ここ、外だし。

これから花火だし。

もうすぐ集合時間になるし。

あぁ、私、この状態でヤスくんに待ってって言ってるんだ。

けっこう、酷いな。

なんて頭の片隅で思っていた。

5度目のキスで、

ヤスくんが、

「やっぱ、胸、触りたい。ナナちゃん!ダメ?」

なんて聞いてきた。

「……ヤスくん……でも、ここ、外だよ。」

そんなの恥ずかしいっ!

だけど、本当は、私も、いろんなところさわってほしい!

でも、それも言えない。

「服の上からでも良いから。少しだけ……」

交渉は続く。

私も、嫌じゃない。

「私も…ヤスくんに…少しなら…触ってほしい。」

やっとの思いで素直な気持ちを伝えられたけど…

「でも!」

そう続けると、

「うん?」

待っててくれるヤスくん。

「えっと…おっぱいだけ…だよ?」

勇気をもって、我慢できるか聞いてみた。

「あぁ。俺もまだ最後までする覚悟がない。それに最初はベッドが良いだろ?」

それを聞いて、ちゃんと伝わってるって分かって、安心した。

「うん。……じゃぁ……少し……だけだよ?」

バクバク言ってる鼓動…

「うん!」

「服の…上からだよ?」

「う、うん!」

ヤスくんの鼓動が、速くなるのが分かった。

そーっと、左胸を触ってきた!

今日のブラは、柔らかい肌触りのブラだから、けっこう、感触が伝わる!

モミモミ…

優しく何度も揉む。

サワサワ…揉み方が変わった。

「んっ!」

恥ずかしいっ!

小さく声が漏れてしまった。

そしてヤスくんが、両手で胸を寄せて、激しく揉んだ!

「あっ!やだっ!んっ!」

「ナナちゃん!柔らかい!!!気持ちいい!!!」

ヤスくんの興奮が伝わってくる。

ヤスくんの息遣いが…なんか…エッチだぁ…

私もなんだか思っていたよりもずっと気持ちよくて、エッチな声を出さないように、耐えていた。

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