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ぜんぶ二人ではじめて

第19章 ちょっとだけ……

「このままだと、オレ、止まらなくなりそうだよ。」

そう言って、一度手を止めた。

もう少し触ってほしいんだけど……

でも……

これ以上は、確かに……

でも……

……

「ヤスくん……続きはまた今度、しよ?」

ここは我慢!

「あぁ。」

そう言って、久しぶりに体を離した。

ベンチに座って、体の火照りを冷ます。

ブラのホックをつける。

「ふぅ~……」

ヤスくんがベンチに座って空を見上げた。

そして、

「一歩前進だなー。」

ポソッと呟いた。

「う、うん。」

「生で触っちゃってゴメン。ちと、我慢できなかった。」

と反省してる。

「良いよ。私も触ってほしいって思っちゃったもん。」

そう俯きながら言うと、

「マジで?」

聞き返す。ヤスくんの瞳にまた吸い込まれそうになった!

また流されてしまうかも!そう思って……

「あ、ううん。何でもないよ。」

なんて……誤魔化した。

「(クスッ!)昌樹たちのとこ、いくか!」

気をとりなおすかのように言った。

「う、うん。でも、その前に、トイレ行って良い?」

「あぁ。」

私は気持ち良いと濡れるということをよく学んだ。

びしょびしょに濡れたアソコを拭いてからじゃないと、花火が楽しめない。

また、ペンライトを借りて、私はそそくさと済ませた。

「あれ?歌わないの?」

素朴な疑問だったみたい。

「う、うん。」

「音、全然しなかったよ?」

「う、うん。でも、もう用は済んだから。」

「そう。俺もトイレ行ってくるわ。ちょっと待ってて?」

「うん。」

ヤスくんはペンライトを持たないで行った。

暗闇、平気なんだ!

すごいなー。

そう言えば、ヤスくんのアレは、落ち着いたのかな?

普通に歩いて平気なのかな?

気になる~!!!

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