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ぜんぶ二人ではじめて

第20章 お泊まり会・2

side 七海

私の部屋には、三畳ほどのスペースがある。

そこは、小窓がステンドグラスで、光が入るととてもキレイ。

主に、雛人形を置いたり、季節で必要なものを置いたりして、使ってる。

天井までの高さは部屋に比べると低いけど、屋根に合わせた作りになってるから、斜め。

そこにヤスくんと昌樹くんが寝るための布団が敷いてあった。

私がいつも使っているベッドは、そのスペースからは対角線になってる。

この前、ヤスくんが来た時に買い直してた、大きめのL字型の新しいローソファーも揃った。

そこに座って、まったりとしたあと、私と彩月ちゃんはお風呂に行った。

「そういえば、露天風呂できたんだよ!」

私が伝える。

「この前工事してたやつ?」

「そー!」

「入りたーい!」

「ぜひぜひ!」

二人で出来立てほやほやの露天風呂に入った。

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