ぜんぶ二人ではじめて
第20章 お泊まり会・2
「今の話ってどういうこと?」
二人に話しかけるナナちゃん。
「俺、席、はずそうか?」
ご両親のところからは俺は見えない。
でも、いることは分かるだろう。
「ううん。いて。」
良いのか?
「七海。言うきっかけがなかなかなくて……ごめんな。」
と、ナナちゃんのお父さん。
「実はな?すみれが妊娠したんだ。」
やっぱり!
「えっ?妊娠……私に弟ができるの?」
「そうだよ。」
「ごめんね。」
「何で謝るの?ええぇ?嬉しいよぉ!いつ?いつ生まれるの?」
ナナちゃんがものすごく嬉しそう。
「1月10日が予定日だよ。」
「そうなんだー!なんでもっと早く教えてくれなかったの?」
「……悩んでたんだよ。どう伝えるかを。」
「何で?」
「何でって……もう、どうしたら赤ちゃんができるか、お前だって知ってるだろ?」
お父さんが恥ずかしそうに言う。
「あっ!そだね。そゆことか。」
ナナちゃんに気を使ってたってことだな。
ナナちゃんがめっちゃ顔真っ赤にして、
「でも、やっぱり、素敵なことだよ。おめでとう、お父さん、お母さん。」
ナナちゃんがお姉ちゃんになるのかー。
俺も楽しみだな!
「ありがとう、七海。」
ナナちゃんのお母さんが涙声で言った。
「七海は、泰宏くんと付き合ってるの?」
お父さんが聞いてきた。
「うん。」
そう答えるナナちゃんに対して、
「そうか。泰宏くんのことはもちろん、自分のことも大切にするんだよ?」
「うん!ありがとう。」
ナナちゃんが答える。
オレは、
「七海さんとのお付き合いはまだ短いですが、これからもお互いの時間を大切にしていきたいと思っています。よろしくお願い致します。」
と、言って、ご両親にガバッと頭を下げた。
「七海のこと、よろしくお願いします。」
と、お父さん。お母さんは涙目になっていた。
階段を上る途中でナナちゃんが、
「ごめんね、ヤスくん。付き合わせちゃって。」
そう言った。
「いや。良い話聞けて良かった。……良かったね、ナナちゃん。」
「うん!」
ナナちゃんは素直だなー。
俺だったら15歳離れて弟か妹できたってなったら、恥ずかしいことするな!とか言っちゃいそうだけどな。
そっか。ナナちゃんのご両親、SEXするんだな。
大人だもんな。当たり前か。
二人に話しかけるナナちゃん。
「俺、席、はずそうか?」
ご両親のところからは俺は見えない。
でも、いることは分かるだろう。
「ううん。いて。」
良いのか?
「七海。言うきっかけがなかなかなくて……ごめんな。」
と、ナナちゃんのお父さん。
「実はな?すみれが妊娠したんだ。」
やっぱり!
「えっ?妊娠……私に弟ができるの?」
「そうだよ。」
「ごめんね。」
「何で謝るの?ええぇ?嬉しいよぉ!いつ?いつ生まれるの?」
ナナちゃんがものすごく嬉しそう。
「1月10日が予定日だよ。」
「そうなんだー!なんでもっと早く教えてくれなかったの?」
「……悩んでたんだよ。どう伝えるかを。」
「何で?」
「何でって……もう、どうしたら赤ちゃんができるか、お前だって知ってるだろ?」
お父さんが恥ずかしそうに言う。
「あっ!そだね。そゆことか。」
ナナちゃんに気を使ってたってことだな。
ナナちゃんがめっちゃ顔真っ赤にして、
「でも、やっぱり、素敵なことだよ。おめでとう、お父さん、お母さん。」
ナナちゃんがお姉ちゃんになるのかー。
俺も楽しみだな!
「ありがとう、七海。」
ナナちゃんのお母さんが涙声で言った。
「七海は、泰宏くんと付き合ってるの?」
お父さんが聞いてきた。
「うん。」
そう答えるナナちゃんに対して、
「そうか。泰宏くんのことはもちろん、自分のことも大切にするんだよ?」
「うん!ありがとう。」
ナナちゃんが答える。
オレは、
「七海さんとのお付き合いはまだ短いですが、これからもお互いの時間を大切にしていきたいと思っています。よろしくお願い致します。」
と、言って、ご両親にガバッと頭を下げた。
「七海のこと、よろしくお願いします。」
と、お父さん。お母さんは涙目になっていた。
階段を上る途中でナナちゃんが、
「ごめんね、ヤスくん。付き合わせちゃって。」
そう言った。
「いや。良い話聞けて良かった。……良かったね、ナナちゃん。」
「うん!」
ナナちゃんは素直だなー。
俺だったら15歳離れて弟か妹できたってなったら、恥ずかしいことするな!とか言っちゃいそうだけどな。
そっか。ナナちゃんのご両親、SEXするんだな。
大人だもんな。当たり前か。