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ぜんぶ二人ではじめて

第22章 新しい景色

「分かんない。」

「昨夜の続き……だよ。」

なんて言うから!

「あっ!やだ。」

急に心臓がバクバク言い出す。

「カチカチになっちゃったよ。」

抱き締めながら耳許で囁く。

「だめっ!」

顔を下に向ける。

「そーゆー態度取られるとなー。」

制服のリボンをシュルッとほどいた。

「や、ヤスくん……?」

「ナナちゃん……」

首筋にチュッ!て!

ぞくぞくぅ!!

「ふぅっ!」

声が出そうになっちゃった!

やだ!

こんなとこで!

「どーしよー……俺を止めて……」

プチプチ……

ボタンが外された!

耳許で囁く……

「ヤスくんっ!」

ブラのホックが外された!

そのとき……

ガチャン!

隣の部屋に誰かが入ったのが分かった。

防音だって分かってる。

ドアの音しかしないの、分かってる。

学校だって、分かってる。

なのに、濡れていく……

「あっ!」

ヤスくんがおっぱいを優しく揉んだ!

そして、ペロッ!

舐めた!!!

「んーっ!」

はぁはぁ……

恥ずかしいッ!

息が上がるだけじゃない。

アソコがびしょびしょになってく……

隣の部屋に誰かいるのに。

「や、だめ!んっ!」

ヤスくんが、スカートに手を伸ばして、パンツの上に指を忍ばせた。

お尻をやんわり揉む!

「ヤスくんッ!」

防音だって分かってる。

でも、楽器の音は微かに聴こえる。

お尻を揉むヤスくんの手を静止しようと腕を掴んだ。

「あっ!」

そのままバランスを崩して尻餅をついた。

下は絨毯……

ここは、上履きを脱いで入る場所……

ヤスくんが倒れた私を守るように、頭を抱えてくれた。

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