ぜんぶ二人ではじめて
第22章 新しい景色
目的地までは駅から徒歩10分。
手を繋いで、歩く。
初めて見る景色じゃないのに、
ドキドキしてるせいか、
全てがいつもと違って見える。
ヤスくんとあまり話してないのに、
なんでか満たされる。
お店に着いた。
「まずは、肌着とか産着とかかな?」
「そうだな。どんな物がいいか、聞いてきた?」
「うん!」
お店の中は、
妊婦さん、
赤ちゃん連れの家族、
おじいちゃんおばあちゃん、
が、目立つ。
「可愛い!!!見て!ヤスくん!!!」
「あ!ほんとだ!可愛いね。靴下、ちっちゃ!」
「本当!小さいねぇ!ん?」
バッグの中で携帯が鳴ってる。
「もしもし?」
『七海?お母さんだけど!もうお買い物しちゃった?』
「ううん。今、お店に着いたところだよ。」
『良かったぁ!あのね?赤ちゃん、双子だったの!!』
「え?うそ?」
『そうなのよ!私もびっくり!!しかも男の子と女の子だって!』
「男女の?双子!?」
『なんだか一人、隠れてたみたいよ!』
「そうなんだ!良かったね、お母さん。じゃあ、服はお揃いで良い?」
『任せるよ!』
「了解。じゃ、楽しみにしててね。」
『はーい。泰宏くんにもよろしく伝えてね。』
そう言って、電話を切った。
手を繋いで、歩く。
初めて見る景色じゃないのに、
ドキドキしてるせいか、
全てがいつもと違って見える。
ヤスくんとあまり話してないのに、
なんでか満たされる。
お店に着いた。
「まずは、肌着とか産着とかかな?」
「そうだな。どんな物がいいか、聞いてきた?」
「うん!」
お店の中は、
妊婦さん、
赤ちゃん連れの家族、
おじいちゃんおばあちゃん、
が、目立つ。
「可愛い!!!見て!ヤスくん!!!」
「あ!ほんとだ!可愛いね。靴下、ちっちゃ!」
「本当!小さいねぇ!ん?」
バッグの中で携帯が鳴ってる。
「もしもし?」
『七海?お母さんだけど!もうお買い物しちゃった?』
「ううん。今、お店に着いたところだよ。」
『良かったぁ!あのね?赤ちゃん、双子だったの!!』
「え?うそ?」
『そうなのよ!私もびっくり!!しかも男の子と女の子だって!』
「男女の?双子!?」
『なんだか一人、隠れてたみたいよ!』
「そうなんだ!良かったね、お母さん。じゃあ、服はお揃いで良い?」
『任せるよ!』
「了解。じゃ、楽しみにしててね。」
『はーい。泰宏くんにもよろしく伝えてね。』
そう言って、電話を切った。