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ぜんぶ二人ではじめて

第3章 勘違いの恋

恋じゃないの?

『Bくんのことは、恋ならドキドキしまくりだよね!』

『そうだね。笑顔とか話したこととか、つたない言葉でも、何回もリピートしちゃったりさ。』

リピート…してる。

泰宏くんとの会話…

『そうだなー。Bくんのことは、もう少し、雪ん子ちゃんが考えると良いよ。』

『そうだね。こういうメッセージ、新鮮で良いね!なんか、嬉しいよ。』

『うん!また、何か悩んだりしたら、メッセージちょうだい?てか、いつもメッセージ読んであげられなくてゴメンね。ちゃんと、読んでるからねー!』

『頑張れよ!雪ん子ちゃん!』

なんて励まされちゃって……

ちょっと勇気出た!

もう少しいろいろ話してみよう!

『続きまして、ラジオネームドン底ハピネスちゃんの恋の悩みー。』

『私には彼氏が3人います。1人は筋肉質でイケメン。1人は細マッチョでややイケメン。1人は……』

と、ラジオは続いた。

彼氏が3人?どういうことなの?

付き合ってる人が3人いるってことだよね?

それって…

『で、3人と同じ日にデートするのが楽しくて、最初はそれだけだったんだけど、別々の日にデートしてたら、迫られて……』

迫られて?

キス?

『身体を求められたらどうしようってそればかりが心配で、最近はデートがつまらなくなってきました。』

なんて…

身体を求め?

抱き合うとか?

私、そういうの、よく分かってない。

教科書上の知識しかない。

そうかぁ…付き合うって、色々大変なんだなー。

なんてボーッと考えてた。

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