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ぜんぶ二人ではじめて

第26章 溢れる毎日

翌朝、俺は、ナナちゃんのキスで目が覚めた。

「あ。」

俺が起きたことに気がついて、

何もなかったように振る舞う、ナナちゃん。

「あれ?これ……」

ナナちゃんが枕元に置いてあるプレゼントに気がついた。

「メリークリスマス!ナナちゃん。」

中身は……

「ありがとう。私からも……メリークリスマス。ヤスくん。」

「ありがとう。」

ナナちゃんからのプレゼントは、お揃いの靴下だった!

「ヤスくんからは何だろう?」

ヤバいかも。

「コンドーム……!?ヤスくんっ!」

「ゴメンゴメン!」

「もう。しょうがないなぁ。」

ナナちゃんがふんわり笑う。

「こっちが本命だよ。」

そう言って、小さな箱を渡した。

「え?」

「開けてみて?」

「うん……!!!可愛い!!!ブレスレット?!」

「うん。ナナちゃんのイメージにピッタリだったから。」

「可愛い!!!こういうの、欲しかったの!ほんとだよ!嬉しいっ!ヤスくん!ありがとう!」

「いいえ。」

喜んでもらえて良かった。

「貸して?」

そう言ってナナちゃんの左手首にブレスレットを着けた。

「可愛いよ。似合ってる。」

「ありがとう、ヤスくんッ!」

まだ7時だ。

「ヤスくん、大好き!」

そう言ってナナちゃんが頬っぺたにキスをくれた。

頬に残ったナナちゃんの熱が、俺の体を火照らせる。

「ナナちゃん……キスしたい。良い?」

そう聞くと、ナナちゃんは、

コクン

頷いた。

おでこを隠してる前髪を片手で避けて、

おでこに

チュッ……

瞼に

チュッ……

そして、見つめると、ナナちゃんが目を閉じた。

それを確認して、

唇に

チュッ……

柔らけー……

ほんと、気持ちいい!

チュッ……

チュッ……

物足りなくて、

ヌチュ……

舌を捩じ込む。

「んはぁん……」

漏れるナナちゃんの吐息が、やる気にさせる!

良く寝たし、

朝勃ちもしてるし、

そのまま、

俺は、ナナちゃんの胸に顔を埋めて、

「ナナちゃん、したい!」

そう言った。

「え?明るいよ?」

ということは、嫌ではないと。

「良いじゃん。」

そう言った。



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