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ぜんぶ二人ではじめて

第30章 ファンクラブの掟.

「市川のおっぱい、どんな感じ?やっぱ大きい?」

「俺たちの想像だと、Eカップなんだよね!合ってる?」

「市川、乳首、何色?ピンク?」

「市川のアソコは毛、薄い?」

「やっぱ市川も濡れるの?」

「声は?エロい声出してみて?」

ギャーギャー

ギャーギャー……

もう収拾つかない……どーしよー……。

ナナちゃんが真っ赤になって、うつ向いて照れていた。

「もぉ……やめてよぉ~…」

そう言いながら、顔を両手で覆って、頭を左右にふったあと、ナナちゃんがみんなを下から交互に見上げる。

その仕草に一同、胸を射たれた様子で、今度はみんなが真っ赤に照れる。

俺も照れる。

ナナちゃん、可愛いなぁ……。

なんてしみじみ思ってた。

あの喧しさを一瞬で鎮まらせるとは。さすがだ。

ナナちゃんは普通の表情でもちろん可愛い。

そこにリアクションが入ると、ほんっっっとーーーーに可愛い!

全員がナナちゃんの可愛さに見惚れていると、

「い、い、市川!」

突然、晃くんが呼んだ。

「?」

「市川は、ヤスくんのどこが好きなの?」

おっと!ストレートで来たな。

俺も聞きたい!!!

「私……?そうだねぇ……クールなところ、優しいところ、広い胸、高い背、顔、声、指、意地悪なところ、あったかい温度……」

目をつぶりながら、指折り数える。

「んーーーぜーーーんぶ!」

そう言って、両手をめいいっぱい広げて空中に円を描いたあと、両手を自分の胸にくっつけた。

制服のブラウスから胸の谷間がくっきり見えた。

しかも腕を空中に高く上げた時にスカートがふわっと揺れて……短めのスカートから……白い太ももとパンチラ!!!

これは本気でヤバい!

俺、勃ちそうだわ……。

と、思って、周りを見ると、みんなクッション抱えて座ってた。

お前ら……

まぁ、気持ちは分かる!


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