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ぜんぶ二人ではじめて

第33章 プレゼント

こんなに幸せたくさんもらってるのに、もっともっとって、思っちゃうなんて、私は欲張りなんだね、きっと。

指輪……ほんとにキレイ……

ブレスレットとお揃いに近い形で、とっても嬉しい!

「ヤスくん……」

「んー?」

「ヤスくん!」

「なーに?」

「ヤスくんッ!」

「なんだよ?」

「これからも……呼んだら返事してね?」

「当たり前だろ。」

「これからも、私を側においてね?」

「当たり前。」

「これからも……ずっと…………愛してるよ。」

また涙が出てきた。

「あぁ。俺も。」

「ちゃんと言ってよ。」

「……やだよ。」

「なんで?いつもベッドで言ってくれるじゃない。」

「不意に言うから良いんだろ?」

「うーん。そぅかも……」

「セックスしてるときに言うと、ナナちゃんのアソコすげぇ絞まるんだよ。」

カァァァ……

頬が染まるのが分かる……

「もぉ……急にそういうこと言わないでょ。」

「(クスッ)」

イジワル顔になった!

ドキドキする!

ヤスくんが立ち上がって、目の前に!!!

「これからもたくさんイジワルするけど……ナナちゃん、嫌じゃない?」

頬を包んで見つめながら聞いた。

「嫌じゃ……ないよ。……ヤスくん……私、エッチなの……。キライ?」

「ダイスキ!」

ちゅっ……

ちゅっ……

ちゅっ……

ヤスくんがオデコに、頬に、鼻にキスをくれた。

「ナナちゃんならどんなに乱れても、ワガママでも、好きだよ。」

そう言ってくれた。

それから二人で……手を繋いで眠った。


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