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ぜんぶ二人ではじめて

第33章 プレゼント

ナナちゃんが椅子にチョコンと座る。

前はタオルで隠してる。

そのまま少しだけ顔を後ろに向けて、

「優しく洗ってね?」

と。

背中のラインとうなじがキレイ……

「うん……」

優しく洗う。

「どう?力、強くない?」

何か話してないと、勃っちゃいそうだ。

「うん。大丈夫だよ。」

「そっか。」

ナナちゃんの吸い付くような、透き通る素肌……

後ろから抱きしめたい。

「流すよ?」

「うん。……ありがとー、ヤスくん。」

後ろからおっぱい揉みたい!

ダァァァ!考えるな、俺!

もう一度湯船に入ってから、出ることにした、俺たち。

「フフフ……ヤスくん、どうかしたの?」

ナナちゃんが聞く。

「ん?」

「なんだか小難しい顔してるよ?」

ナナちゃんはお見通しか。

「……いやー……純粋に風呂を楽しむつもりだったんだけど……エロい妄想をかき消すので精一杯だった。」

俺は素直に観念した。

するとナナちゃんが頬を染めながら、

「……良いのに……」

と、ポソッと言った。

誘ってるのか?

「ナナちゃん……お風呂は声が……さ。」

リアルなことを言ってみる。

「タオルでおさえるよ。」

リアルで返された!

「そんなこと……言われたら、俺、抑えきかないけど?」

さらにリアルを伝える。

ナナちゃんが頬を染めて、

「……期待、してたんだけどな。」

そう言った!

それならば!と、俺は風呂の壁のガラスへと、手を握って連れていった。


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