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ぜんぶ二人ではじめて

第33章 プレゼント

「良いよ……このまま出して……」

マジで?

口の中に出して良いの?

なんて聞き返す余裕もなく、

「出るよっ!あっ……うっ……」

ナナちゃんの口の中に出してしまった!

ティッシュ……が遠い……

「ナナちゃん……ティッシュに出すだろ?ちょっと待ってて……」

そう言ったら、

「んっ!苦い……」

と、普通に話す……

「え?」

「飲んじゃった。」

「マジ?」

なんだろう……すげぇ……嬉しいッ!

「大丈夫?」

「うん。ちょっと苦かった。」

「そっか。……ありがとな。」

「エヘヘ。貰ってばかりだから、少しでもお返ししたくて……。なかなか良い考えが思い浮かばなかった。」

「最高だったよ。」

「良かった!うーん。ちょっと……うがいしてくるね。」

「あぁ。良いよ。」

ナナちゃん……時々、すげぇ積極的な時があるな。ものすごく嬉しいんだけどさ。そういうギャップ。

フェラしながら音を立てたり、状況を伝えたり……上目遣い……もう……ヤバいよ。

ハマる。どんどんナナちゃんにハマってく。

「ヤスくん。お待たせ。」

うがいして戻ってきた、ナナちゃんが、

「くっついても良い?」

今度はナナちゃんから聞いてくる。

「もちろん。」

そっと手を伸ばし、抱き寄せる。

今度は向かい合って座る。

ナナちゃんが、見つめる。

照れるんだよな……いまだに。

顔が赤くなる。

「ヤスくん、照れてる。」

「うるせー。」

「ヤスくん、可愛い。」

「うるせー。」

「ちゅーしちゃおっ!」

「ん?」

頬に、チュッ……

おでこに、チュッ……

唇に、チュッ……

「ヤスくん、大好き。いくら言っても足りないくらい……」

ナナちゃん!!!

「俺もだよ、ナナちゃん……。愛してる、以上の言葉はないんかな?」

チュッ……

話ながら、キスをする。

少し、大人のやりとりみたいで緊張する。

「今もこれからも愛してるよ、以上の言葉は私も思い浮かばないよ。すごく嬉しいよ。」

あぐらをかいて座ってた俺の脚の間に立て膝ついて座ってたナナちゃん。

ナナちゃんが俺の首に腕を回した。

俺を跨ぐように座る。

俺も脚を伸ばした。

距離が縮まる。

「ナナちゃんのエロさ、すごく……ドキドキする。」

「私……ヤスくんが喜ぶことしたいだけだよ。」





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