ぜんぶ二人ではじめて
第36章 解決
side 泰宏
ナナちゃんの可愛い仕草……
俺の見てないところでどんな会話してんだろ。
いろいろ気になるけど、ナナちゃんは会話の内容も隠さず教えてくれる。
嫉妬心丸出しなのに。
恥ずかしい男なのに。
ナナちゃんは、外でキスはダメだって断ったけど、俺にはそんな、我慢、ムリ!
キスだってフレンチ・キスで我慢したけど……
すげぇ……我慢した!
フレンチ・キスだってのに、勃つし。
ナナちゃんが自転車押してる俺の手が握れないからって、制服の裾をちょこっとだけ掴んで歩く。
めちゃくちゃ可愛いんだけど!
手、繋ぐために明日から走って登下校するかな。
なんて……本気で考える。
でも、無理はしないって約束したしな。
毎日だと疲労が溜まるもんな。
一週間に2日3日ならいけるだろう。
ナナちゃん家に着いた。
「ヤスくん、送ってくれてありがとう。」
「いいえ。」
「気をつけて帰ってね?」
「あぁ。ありがと。じゃ、明日!」
そう言って、頭をくしゃくしゃって撫でた。
あー……後ろ髪ひかれるなー。
俺は、ナナちゃん家から次の曲がり角まで、真っ直ぐな道だから振り返ると見送ってるナナちゃんが見えるのを知ってる。
だいたい決まった場所で、3回、振り向くことにしてる。
毎回、サヨナラは、切ない気持ちにさせる。
ナナちゃんがしゅん……てしてるのが、分かるから。
明日は集合時間よりもっと早くナナちゃんに会いに行こう。
ナナちゃんの可愛い仕草……
俺の見てないところでどんな会話してんだろ。
いろいろ気になるけど、ナナちゃんは会話の内容も隠さず教えてくれる。
嫉妬心丸出しなのに。
恥ずかしい男なのに。
ナナちゃんは、外でキスはダメだって断ったけど、俺にはそんな、我慢、ムリ!
キスだってフレンチ・キスで我慢したけど……
すげぇ……我慢した!
フレンチ・キスだってのに、勃つし。
ナナちゃんが自転車押してる俺の手が握れないからって、制服の裾をちょこっとだけ掴んで歩く。
めちゃくちゃ可愛いんだけど!
手、繋ぐために明日から走って登下校するかな。
なんて……本気で考える。
でも、無理はしないって約束したしな。
毎日だと疲労が溜まるもんな。
一週間に2日3日ならいけるだろう。
ナナちゃん家に着いた。
「ヤスくん、送ってくれてありがとう。」
「いいえ。」
「気をつけて帰ってね?」
「あぁ。ありがと。じゃ、明日!」
そう言って、頭をくしゃくしゃって撫でた。
あー……後ろ髪ひかれるなー。
俺は、ナナちゃん家から次の曲がり角まで、真っ直ぐな道だから振り返ると見送ってるナナちゃんが見えるのを知ってる。
だいたい決まった場所で、3回、振り向くことにしてる。
毎回、サヨナラは、切ない気持ちにさせる。
ナナちゃんがしゅん……てしてるのが、分かるから。
明日は集合時間よりもっと早くナナちゃんに会いに行こう。