ぜんぶ二人ではじめて
第36章 解決
ピンポーン……
呼び鈴が響く。
多分、二人が迎えに来たんだ!
急がなくちゃ!
慌てるとろくなことないからな。
落ち着いて……落ち着いて……
ヤスくんの応援!だからなのか、私はものすごくソワソワしていた。
パタパタ……
階段を下りる。
リビングにいるのかと思ったら、玄関で二人が母さんと話して待ってた。
「お待たせ。」
「市川、おはよう。」
二人が言う。
「おはよ。」
「いってらっしゃい!」
「いってきまーす!」
三人で歩く……
妙な感じ。
「今日は吹奏楽部は野球部の応援だっけ?」
彰一くんが確認する。
「うん!」
私が答えると、
「いよいよヤスくんがデビューってわけだね。」
輝くんが言う。
「晃、毎回悦史と竜と話してたもんな。」
「あぁ。体育の時にやった、野球からずっとな。」
二人が話してる。
「何ていってたの?」
私が質問すると、
「俺が部活で投げられる変化球は2種類までなんだよ。本当は3種類投げられるのに。キャッチャーが受けられないって言うんだよ。」
彰一くんが晃くんに成りきって話す。
「晃の凄腕が活かせないんだもんなー。最速投げても続けてはムリだしなー。」
輝くんが竜一くんの口真似で話す。
「ヤスくんがさ!俺、体育なのにムキになって変化球3種類投げてみたの!軽々受けるから、最速連続で投げたんだ!ヤスくん、全部受けるわ、盗塁阻止するわ!マジですげぇの!ヤスくん、ほしいわー!」
また彰一くんが晃くんの真似をする。
「でもさ……ヤスくんて市川と付き合ってるんだよなー。あー!もー!野球もできて、市川も手に入れて!ズルい!!!!!」
輝くんが悦史くんの真似をする。
そんなふうに三人で?五人で?話してたんだ!
「二人とも分かりやすい!面白い!」
そう言って、朝からケラケラ笑いながら登校した。
呼び鈴が響く。
多分、二人が迎えに来たんだ!
急がなくちゃ!
慌てるとろくなことないからな。
落ち着いて……落ち着いて……
ヤスくんの応援!だからなのか、私はものすごくソワソワしていた。
パタパタ……
階段を下りる。
リビングにいるのかと思ったら、玄関で二人が母さんと話して待ってた。
「お待たせ。」
「市川、おはよう。」
二人が言う。
「おはよ。」
「いってらっしゃい!」
「いってきまーす!」
三人で歩く……
妙な感じ。
「今日は吹奏楽部は野球部の応援だっけ?」
彰一くんが確認する。
「うん!」
私が答えると、
「いよいよヤスくんがデビューってわけだね。」
輝くんが言う。
「晃、毎回悦史と竜と話してたもんな。」
「あぁ。体育の時にやった、野球からずっとな。」
二人が話してる。
「何ていってたの?」
私が質問すると、
「俺が部活で投げられる変化球は2種類までなんだよ。本当は3種類投げられるのに。キャッチャーが受けられないって言うんだよ。」
彰一くんが晃くんに成りきって話す。
「晃の凄腕が活かせないんだもんなー。最速投げても続けてはムリだしなー。」
輝くんが竜一くんの口真似で話す。
「ヤスくんがさ!俺、体育なのにムキになって変化球3種類投げてみたの!軽々受けるから、最速連続で投げたんだ!ヤスくん、全部受けるわ、盗塁阻止するわ!マジですげぇの!ヤスくん、ほしいわー!」
また彰一くんが晃くんの真似をする。
「でもさ……ヤスくんて市川と付き合ってるんだよなー。あー!もー!野球もできて、市川も手に入れて!ズルい!!!!!」
輝くんが悦史くんの真似をする。
そんなふうに三人で?五人で?話してたんだ!
「二人とも分かりやすい!面白い!」
そう言って、朝からケラケラ笑いながら登校した。