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ぜんぶ二人ではじめて

第39章 解禁日

ナナちゃん!

「あ……」

離れた瞬間、少しよろけて、ナナちゃんがソファーに横になった。

「ヤスくん……」

俺の名前を呼んで、胸に手を当てて、呟く。

「大丈夫?」

キスしたら止まらない。

キスしたいけど、今は……

「うん。」

そう言って起き上がる、ナナちゃん。

「風呂……入る?」

「うん。」

緊張する!!!

初めてじゃないのに……何だか妙に緊張する。

「……ナナちゃん、先にどうぞ?」

「あ。一緒に入らないの?」

そう言って、ハッとして、真っ赤になるナナちゃん。

「(クスッ)うち、ナナちゃんちの風呂ほど広くないよ?」

「えっと……」

「一緒に入りたかったの?」

見つめると、

「今日と明日は……ずっと一緒に……いたいから……」

一生懸命答える。

そんなナナちゃんが愛しくて、

「そっか。ありがとう。俺も同じ気持ちだよ。何だか緊張して、うまく対応できないんだ。ゴメンな。」

素直に伝えた。

「じゃぁ、一緒に入ろう?」

俺から誘った。

「うん。」

頷きながら答えた。

始めに服を……脱ぎずらい……

ナナちゃんも脱ぎずらそうだ。

よし!

「ナナちゃん。俺の服、脱がして?」

俺はナナちゃんが脱がせやすいように屈んだ。

「えっ!?あっ……あっ……うん。」

真っ赤になりながら、

そっと上の服を捲り上げて、脱がした。

俺もナナちゃんの服に手をかけて脱がす……

ブラとパンツだけにした。

「あとは……脱げる?」

「うん。」

ナナちゃんの裸、見たら……我慢できなくなる。

ドキンドキン……

久しぶりだから、ちゃんとベッドで……

俺は必死に言い聞かせる。

「下は自分で脱ぐよ。」

勃ってるのバレたくない。

「バスタオル巻いてく?」

「うん。」

二人でバスタオルを巻いて、風呂場に行った。

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