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ぜんぶ二人ではじめて

第45章 長い夜

七海と初めてキスをした。

俺のファーストキス…。

夢中すぎてバーチャルで予習したのとはえらくかけ離れてた。

七海と晩飯を作った。

「何にする?竜くん、嫌いな物ある?」

「ないよ。つーか、簡単に済ませよう?」

そう言う俺に七海が、

「なんで?」

って…まぁ、なんだ…その…

「早く七海を抱きたいからに決まってるだろ!?」

照れ隠しで少し強めに言ったけど、七海が口をパクパクさせて、言葉にできないってくらい思い切り照れた。

マジで可愛い。

「そーゆー顔、最高!」

そう言って、ほっぺにキスをした。

「あっ…」

目を閉じた、七海。

「オムレツにするか?」

冷蔵庫にある物で簡単に作ろうと、選択した答えを出す。

「あ、うん!」

俺のチョイスなのに、七海、手際良くてビックリ!手伝う隙がなかった。

ドキドキドキドキ…

エプロン姿に緊張する。

「竜くん、食べよう?」

「うん。」

2人で、

「いただきます!」

した。

「うまっ!」

「美味しいねー!」

「七海、料理の才能あるよ。」

ガツガツしすぎないように食べる。

「そんなことないよぉ。美味しいのは、2人で食べてるからだよ。」

そう言って、ポッと頬を赤らめる。

七海の照れ顔はマジで可愛い。

デザートは七海だな!笑

「それもそうだな。明日の朝は一緒に作ろう?」

「うんっ!楽しみ!」

「…俺も。」

2人でご馳走さまして、後片付けも終わり、食休み。

「テレビでも観る?」

「七海と話したい。」

「良いよ。何話す?」

どこまでも明るい七海。

「七海は…緊張してる?」

平気なフリなのか。それを確かめたくて…

「…してるよぉ。竜くん、カッコいいし。さっき、キス…したから…なおさら…ドキドキするよ…」

耳まで真っ赤だ。

「そうだよね。意地悪な質問してゴメン。俺もすげえ緊張してる。」

そう伝えるのがやっとだ。

すると七海が、立ち上がって両手を広げて、

「竜くん…抱き締めて?」

ドキンッ!ドキドキドキドキ…

めちゃくちゃ可愛い!

ギュッ…

「可愛いよ、七海。」

「竜くんもカッコいいよ。」

七海…ふわふわ…柔らかい…胸が…

勃ちそう…

「ありがとう…風呂、入ってきなよ…」

「うん。」

「待ってるよ。」

「うん…」

真っ赤だ!可愛い!

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