ぜんぶ二人ではじめて
第45章 長い夜
side 竜一
密着してる身体が火照る。
見つめ合うと、七海の瞳が潤ってきて、ますます可愛く見える。
俺との最初の出会いを忘れてたからってすごく後悔してくれる、それだけで嬉しい。
「愛してる…」
なんて、初めて人に言った。
好きで好きでたまらなく好きで…この想いこそ封印しないといけないだろうって、ヤスくんと付き合う七海の幸せそうな笑顔を見て、そう思うこともあった。
応援しなきゃ…て。
だけど今、現実は、目の前に七海とベッドで横になって抱き合ってる。
心地いい温度を、俺よりやや低めの体温を、夢にまで見た生の七海を身体中で感じていた。
「私も…竜くん…大好きだよ!…愛してるよ…」
七海の真っ赤なプルプルの唇から伝えられた、告白。
心臓が震えるほどの衝撃だった。
嬉しくて、泣きそうだった。
「ありがとう、七海。」
言葉に詰まらないように振る舞うことで精一杯。
「七海…今、マジでこの状況が信じられないよ。ずっと好きだったけど、ホントに七海が…」
気の利いた言葉が浮かばない。
「大好きだよ、竜くん。」
何度聞いても信じられないくらい、嬉しい!
あの時…ヤスくんが美月ちゃんと抱き合ってた現場を一緒に目撃したあの日…
あれから俺たちの歯車は噛み合った。
七海が泣いてたことも、思い悩んでたことも、全て受け入れて、別れるまで待つことにした。
それはものすごく歯がゆくて、もどかしくて…
親衛隊に全てを話した。
1人じゃ抱えきれなかった。
あいつらは、全部話せよって言ってくれて、頑張って待てよって、背中を押してくれた。
七海のことは好きだけど、竜を選ぶなら俺たちは嬉しいって…
親衛隊はファンクラブに戻ろうって。
護衛の役目は竜に任せるって。
俺は良い仲間たちと出会えて、そのきっかけもくれた、七海に感謝してる。
密着してる身体が火照る。
見つめ合うと、七海の瞳が潤ってきて、ますます可愛く見える。
俺との最初の出会いを忘れてたからってすごく後悔してくれる、それだけで嬉しい。
「愛してる…」
なんて、初めて人に言った。
好きで好きでたまらなく好きで…この想いこそ封印しないといけないだろうって、ヤスくんと付き合う七海の幸せそうな笑顔を見て、そう思うこともあった。
応援しなきゃ…て。
だけど今、現実は、目の前に七海とベッドで横になって抱き合ってる。
心地いい温度を、俺よりやや低めの体温を、夢にまで見た生の七海を身体中で感じていた。
「私も…竜くん…大好きだよ!…愛してるよ…」
七海の真っ赤なプルプルの唇から伝えられた、告白。
心臓が震えるほどの衝撃だった。
嬉しくて、泣きそうだった。
「ありがとう、七海。」
言葉に詰まらないように振る舞うことで精一杯。
「七海…今、マジでこの状況が信じられないよ。ずっと好きだったけど、ホントに七海が…」
気の利いた言葉が浮かばない。
「大好きだよ、竜くん。」
何度聞いても信じられないくらい、嬉しい!
あの時…ヤスくんが美月ちゃんと抱き合ってた現場を一緒に目撃したあの日…
あれから俺たちの歯車は噛み合った。
七海が泣いてたことも、思い悩んでたことも、全て受け入れて、別れるまで待つことにした。
それはものすごく歯がゆくて、もどかしくて…
親衛隊に全てを話した。
1人じゃ抱えきれなかった。
あいつらは、全部話せよって言ってくれて、頑張って待てよって、背中を押してくれた。
七海のことは好きだけど、竜を選ぶなら俺たちは嬉しいって…
親衛隊はファンクラブに戻ろうって。
護衛の役目は竜に任せるって。
俺は良い仲間たちと出会えて、そのきっかけもくれた、七海に感謝してる。