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ぜんぶ二人ではじめて

第45章 長い夜

体調のこともあるし、俺は抱きたい気持ちをなるべく抑えようと思ってた。

抱きしめながら、さらなる密着に、健全男子なので、七海の胸が当たる…七海のシャンプーの香り…七海の潤んだ瞳…七海の柔らかそうな唇…などなど…下半身暴走スイッチは押されまくり。

下半身は密着させないようにしてるんだが…バレるのも時間の問題だ。

そして…暑がりだから、汗かいてきてる。脱ぎたい…

「…俺、暑いんだけど…シャツ一枚になっても良い?」

泣きやんできたので、素直に聞いてみた。

「…うん。竜くんの寝やすい格好で良いよ。」

「それは…裸になっちゃうから…」

躊躇した。

「…竜くんに任せるよ。」

それはつまり…七海は俺が裸でも良いと言うこと?

本当に抱いて良いんだな?

その覚悟があるんだな?

俺の方が覚悟がないというか、意気地が無いというか…

勃ってるのは現実。

したいのも事実。

すっげぇ心が右往左往…

しっかりしろよ、俺!


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