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ぜんぶ二人ではじめて

第47章 完全看護

side 竜一

七海のご両親に挨拶が出来て良かった!

まさか小児科で塩野先生と再会するなんて!

七海がお風呂洗いに行ってる時、陸翔くんが泣き出した。

「あ!オムツか?!」

俺は甥っ子姪っ子のオムツを替えたことが何度もある!

だから、大丈夫!

何か話しかけた方が良いんだろうけど…泣いてるしなー。

新しいオムツを用意して、おしりふきも用意して、バスタオルを敷いて、オープン!

したら、

シャーーーッ!

「おわっ!」

やられた…

おしっこが陸翔くんの肌着と服とバスタオルと、俺の白シャツにかかった。

すぐにオムツで蓋をして、収まるまで待つ。

「あ!オムツ、ありがとう。」

七海が来たー!

「七海、オムツ開けたらおしっこされたー。」

少々情けない声で現実を伝える。

すぐ七海が対応してくれる。

風呂すぐ沸くだろうから、上裸で良いや!

七海が話しかけながら、俺を見て、裸?って驚いて、照れてた。

「昨夜、激しく絡み合ったのに?」

なんて、少し意地悪かな?

「な!?絡み…慣れないよぉ…」

七海のそーゆー反応が見たくてついな。

可愛くて可愛くて…

陸翔くんと一緒に風呂に入る!

自分を先に洗って、呼び出しボタンで七海を呼ぶ。

素っ裸で七海を待つ。裸にバスタオルを巻かれた陸翔くんを預かる。

「竜くん、タオル巻いてよぉ!もぉ…」

「七海のそーゆー顔見たいからさー。」

そう言って笑いながら陸翔くんと風呂。

「もぉ。終わったら呼んでね?」

「了解!」

まずはかけ湯。

陸翔くんは、まだ人見知りとかないせいか、ほぼ初対面の俺に対しても嫌がるとかはない。

むしろ、喜んでる。

「陸翔くん、風呂好きなんだなー。俺も風呂大好きだよ。また一緒に入ろうね。」

そう言うと、ニコニコ。

頭洗うのが確か、甥っ子姪っ子の時は大変だったんだよな。

耳を押さえながら泡を流す。

大丈夫かな?ちゃんと泡落ちたかな?

首のあたりとかも確認して、耳の裏もよく洗って、体を洗う。

湯船に浸かって、熱あったからサッと温まり、呼び出しボタンで七海を呼ぶ。

「はーい!出るー?」

「出るよー。」

七海の可愛い声が聞こえた。

陸翔くんが七海の声を聞いてはしゃぐ。

ガラッ…

扉を開けてくれた七海がバスタオルを広げて待ってた。

それだけなのに可愛い

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