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moonLight CAT❤︎

第1章 ぷろろーぐ


・・・ほんと、さいっあくだ。
サバイバル慣れたせいか、一に飲料二に食料三四が寝床五が脱出の精神で会話もなんだかワイルドになってしまった、見た目は可愛らしい二匹にわたしは落胆した。
「もう、飲み水とか良いから!まずは探索探索!ねっ」
「あ、いつもの癖で」
「・・・ほんと、私たち非日常に慣れ過ぎて悲しいわ」
ふふ、と虚ろな瞳でティアは笑っていた。それになんだか虚しくなりつつ。とりあえず歩き続けることにした。
さくさくさく。
砂浜を歩くと、軽快な音がして、それだけが唯一の救いだった。
だったのに!

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