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第1章 エ。


「ハァア~イ探偵だよお「本当に呼んだのね我が母君よ。帰ってもらって金輪際家の敷地内に入ってもらわないよう


 に言って」「お前女子高生によからぬ行為をしたって訴えるぞエセ探偵ゴラ「そこまで言わなくて良い。」

とストーカー君がいなくても家出したいと正直思った。

「んんん~??てことはんんん~?」

と私は唸る。え?いやまあ吉田がストーカー君で意外な真実!!ってあんまりならないけど(むしろキモッて引くけど)、

着ぐるみの中にいた人は、金髪。

「···いや吉田と声激似だからって吉田って訳じゃーーしかも例え崖落ちそうになって命と引き換えに助けられても吉

 田の事男として絶対生理的に受け付けられないのに!!中に入ってるストーカー君はイケメンが良かったよおおお。」

「ミカルー、イケメンアイドル特し「特集ね一応録画しといたけどリアルタイムでみなきゃ後30分後に始まるからテ

 レビ前にレッツゴー」

とテレビの前でフオオオオオとひとしきり興奮した後、

「ストーカー君って、誰?」

そういえば、考えたこと、無かったよ。超地味に俳句出来た。

これがマンガだったら、

「ア、アイツまじでナイって思ってたのに!!」「好きだ」「えっ(ドキンドキンドキン)」あたしこいつの事ーー

だろうな。ナイナイ。相手がイケメンじゃないと付き合わない。見た目が10割中0割。

···ストーカー君ブチノメシタイ。

いきなり脳に出てきた珍しくない言葉。だって、おばあちゃんになってもこのままじゃついてくる。ストーカー君。

おばあちゃんが仮装したおじいちゃんに追われてるって死亡フラグ。

私はハッとした。

しかも、ストーカーに命を奪われる例だってある。

「オレノオモイドオリニナラナカッタカラアノヨデイッショニナロウ」

「きゃああああああああああああああああ!!!」

あ、違う違う。

「オレノオモイドオリ(以下略)」ピッ、プルル「あ、お母さん?今ストーカー君に殺されそうになってるからお母さん

 のおともだち連れてきて♪」「ナッナニイッテルオマエってぎゃーーーーーーーーーーーー~ーーーーっ」END

···。そんな狂気に満ちた昼下がりのドラマやりたくない。···。

ううん、ストーカー君の正体が気になってはいるけれど、とりあえず眠い。でもイケメンゲームしたい··

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