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第1章 エ。

と、いつものように悪寒がした。


「う゛ッッッッッ!???!」ガッッッッッ。 「ふぁ·····。。zzz」

教室のドアん所でツインテールから手を離す。世にも気持ちの悪い視線から逃れようと隣の自分の教室へ疾走、

ドアを秒速で閉めた。
                                       
「ストーカー君、その吐きそうなお目目ホントにゲボりそう、私のことが好きなんだろうがソレ消滅しろよ」

後半低音で言って振り向くと、もうストーカー君は姿ごと消滅していた。気配さえ。

「あー。」

自分の机を黒々としたあっま~い美味液体に汚されているのを見て、今日記念すべき59回目のため息をついた。

「家出するか。」と言ってから

「いや、マミーは宇宙の底まで探し出すからな、必ず。あ、いっそ家燃やして」

「どうしたの?美香留さん」キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラッ←ヲタミカイケメンフィルター発動 ぎゅんっ


「ウフフ、あなたの顔を見たら一生ここの次元に絶対いるって思えたわ·····!」ウフフアハハナフンイキ

フッと小さく笑い、イケメンは自分の席に戻った。ーーー私の手に巨大なタオルを置いて。

「イケメンの破壊力ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ」

イケメンダブル大砲に破壊された。だがかろうじてこのタオルにイケメンが触った所に顔をグリグリ埋められた。

「スンッ、私゛ッ、私゛例えストーカーに追い回されてももうここの学区に一生いるわっ····!」
                                  · ·
と言い視界の端以上までイケメンが行って見えなくなった後、ぎゅんっと戻る。

「あ、ダメだ、イケメンと愛の誓いを交わしたからここの学区、ここの次元から絶対出ない」

と思った。 後悔は無い。



ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ···

「せんせーっ」「何だ」

私は黒ずんだ教科書に(タオルは永久保存版)ずっと好き好き好き好きストーカー君に書かれた。

「何だじゃないでしょう。」と言って超クオリティの低い怪獣の着ぐるみの上だけ引きちぎったのを被る、

不快以外の何変態でも無い奴に左手でズブッとチョップをお見舞いした。









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