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甘い記憶

第3章 合宿の夜

「よっしゃー!!大富豪!!ってことで、大貧民になった人には、全力で変顔してもらうぜ!!」
「やだぁ!!私まだこんなにカード残ってるのにぃ!!」
「おっ?!舞の変顔見れるか?!」
「おっし!!あーがりっ!!」

最初は簡単な命令だった。
しかし、お酒が入っていたこともあり、命令がだんだん過激になっていく。

「やった!!セーーーフ!!あーがり!!」
「ということで大貧民の舞、初めてディープキスしたのはいつ??」
「う〜〜〜っ……高3のとき、ですっ!!」
「うわ…なんか時期がリアル…」
「ねえねえ、じゃあ初エッチは??」

酔ったヒロが勢いよく質問してきた。

「そっ!!そんなこと言えないよっ!!」
「えっ?!舞ちゃん処女じゃないの?!」
「あっ…」

ほぼ反射で答えてしまった舞は真っ赤になった。これでは自分は非処女だと公言したも同然だ。

「ほら、あんまり舞いじめんなよ。次やるぞー」

助かった、と舞は思った。さらっと助けてくれた海斗に感謝した。

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