
神様の願い事
第4章 誤解
《sideS》
潤「あっ」
翔「なっ、なになにっ」
俺は壁に張り付いている。
和「ちょっとヤバいんじゃない?」
なにをやってんだ。盗み聞きなんて最低だななんて綺麗事だ。
潤「押し倒されたか...?」
壁の向こうでガタッと何か物音がした。
松潤もニノも険しい顔をして壁に耳を当て、俺もそれに習って壁に張り付く。
智『ちょ...』
微かに聞こえる智くんの声。
その声は戸惑いを隠せない。
智『誰でもとか、そんなの出来な...』
『確かめるだけだよ。ひょっとしたら自分で気付いてないだけかもしれないしね』
何を確かめようってんだ。
和「...これはいよいよヤバいかもね」
潤「うん、行こう」
未だ壁に張り付く俺を誘いもせず2人は部屋を飛び出す。
隣の部屋の智くんが気になって壁から離れられないんだ。
だけどここで張り付いていても智くんを助けられないし。
だから俺も勢いよく部屋を飛び出した。
翔「さと...」
潤「シっ」
智くんのいる部屋の前にいる2人を押し退け戸に手を掛けた。
そこで松潤に止められる。
翔「なんで...っ、早く行かないとっ」
潤「ちょっと待って。口実が必要」
ニノもうんうんと頷いているし。
確かにいきなり飛び込んだら、どうして君達がここに、何故乗り込んで来たんだまさか盗み聞きでもしてたのか、なんて事になりかねない。
智『...っ、ほ、本当に、駄目だって...』
だけど。
智『んん...っ』
智くんが困ってる。
困惑の声を隠しもせず出して、助けを求めてる。
翔「...責任は俺が持つ!」
潤「え」
和「翔さんっ」
口実なんていらない。
智くんを助けられないのなら、どんなに完璧な口実もいらないんだ。
翔「智くんっ」
俺は只、あの人を助けたい。
智くんを、助けたいだけなんだ。
潤「あっ」
翔「なっ、なになにっ」
俺は壁に張り付いている。
和「ちょっとヤバいんじゃない?」
なにをやってんだ。盗み聞きなんて最低だななんて綺麗事だ。
潤「押し倒されたか...?」
壁の向こうでガタッと何か物音がした。
松潤もニノも険しい顔をして壁に耳を当て、俺もそれに習って壁に張り付く。
智『ちょ...』
微かに聞こえる智くんの声。
その声は戸惑いを隠せない。
智『誰でもとか、そんなの出来な...』
『確かめるだけだよ。ひょっとしたら自分で気付いてないだけかもしれないしね』
何を確かめようってんだ。
和「...これはいよいよヤバいかもね」
潤「うん、行こう」
未だ壁に張り付く俺を誘いもせず2人は部屋を飛び出す。
隣の部屋の智くんが気になって壁から離れられないんだ。
だけどここで張り付いていても智くんを助けられないし。
だから俺も勢いよく部屋を飛び出した。
翔「さと...」
潤「シっ」
智くんのいる部屋の前にいる2人を押し退け戸に手を掛けた。
そこで松潤に止められる。
翔「なんで...っ、早く行かないとっ」
潤「ちょっと待って。口実が必要」
ニノもうんうんと頷いているし。
確かにいきなり飛び込んだら、どうして君達がここに、何故乗り込んで来たんだまさか盗み聞きでもしてたのか、なんて事になりかねない。
智『...っ、ほ、本当に、駄目だって...』
だけど。
智『んん...っ』
智くんが困ってる。
困惑の声を隠しもせず出して、助けを求めてる。
翔「...責任は俺が持つ!」
潤「え」
和「翔さんっ」
口実なんていらない。
智くんを助けられないのなら、どんなに完璧な口実もいらないんだ。
翔「智くんっ」
俺は只、あの人を助けたい。
智くんを、助けたいだけなんだ。
