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《sideＭ》



ふむふむ。

リーダーは一見何も気にしてないように見えるけど、実は気になってるんだ。
ものすっごいこっそりとチラチラ見てるし。

んで、ニノはわかりやすい位に不機嫌だし。


潤「何の話？」

翔「えっ、いや別に...」


そして隠すと。


雅「...そう言えば、松潤はあの肌守の中身知ってるの？」

潤「え？」

雅「この間、ニノとなんか話してたじゃん」

潤「あ～...」


マタタビだと答えたとして、それに反応するリーダーをどう説明する？


潤「いや、知らないよ？」

雅「あ、そう...？」


この二人はリーダーの猫化を知らないんだし。
イチから説明するとなると大変だ。
きっとパニクってごちゃごちゃするに決まってるしな。


潤「あれ...？ その服」

雅「ん？」

潤「翔さん同じの持ってなかった？」

翔「ああ、俺のだよ。昨日泊まった時に貸してやったから」

潤「泊まった...？」


あれ？ 最近妙に仲が良いなと思ってたけど、まさかそこまでとは。


和「よく似合ってるよ」

雅「え？」

和「貰っちゃえば？ 翔さんより似合ってるし。なんなら、翔さんの物シェアすればいいじゃん」

雅「何言って」

和「わざわざ泊まるくらいなら住めばいいんだよ。それなら服もいつだって借りられるし」

雅「え、ニノどうしたの... なんか怒ってる？」

和「つーん」


あーあ。ツンツンしてスタスタとリーダーの元へ行ってしまった。


雅「えっえっ、俺、なんかしたっ？」


何故にこうも馬鹿なのか。


翔「さぁ...？」


翔さんも意外と鈍いのかな。


翔「ほっほら、元気出して！」


肩をパンパンと叩く翔さんは、いつもと変わらぬ態度を見せるけど。


だけどなあ。


なんか妙なんだよなぁ。


二人でコソコソ何を話してるんだろう。


まさか本当に、こっそり付き合ってたりしないだろうな。