
神様の願い事
第6章 名探偵
《sideA》
急に不機嫌になったニノに動揺したけど、翔ちゃんが励ましてくれた。
そのおかげか収録も無事に終わり、俺のテンションは普段通りだ。
雅「基本的な事聞くけどいい?」
翔「なに?」
雅「男同士の恋愛ってどうやんの?」
翔「はっ?」
好きだ好きだと分かってはいても。
そこからどう進むのが正しいのかわからない。
雅「やっぱ好きだと触れたいでしょ?」
翔「ま、うん...」
雅「女の子と恋愛するのと同じでいいのかなって」
好きな相手は男な訳だし。
女の子のように扱うのはプライドを傷付けたりしないんだろうかと。
翔「ま、デートしたり、手繋いだり? そこは別に普通でいいんじゃね?」
雅「そか」
翔「相手もコッチの事が好きなら、同じように触れたいって思ってる筈だからね」
雅「同じように好きなら、ね」
同じように好きでいてくれるんだろうか。
いやもはや、俺の事なんて眼中に無いかもしれない。
翔「そんな悩まなくても...、神様だって言ってたじゃん。素直が一番だって」
そうだな。俺の取り柄は笑顔と素直さ、単純さ。
ウジウジ悩んでる場合じゃ無いんだ。
雅「よし...、素直に、なってみるか…!」
翔「ははっ、その調子だよ」
やはり同じ片想いをしてる人が相談相手と言うのは心強い。
だって俺の気持ちを分かってくれる。
はて? と、言う事は。
雅「翔ちゃんも、触れたいって思ったりする?」
翔「えっ、お、俺っ?」
雅「抱きしめたり、キスしたり。したいなぁって、思う?」
翔「お、俺は...」
うん。これは絶対思ってるな。
プライドが邪魔して素直に言えないだけだ。
雅「はぁ、もっかい、アイツとキスしたいなぁ...」
翔「ん...、そうだね…」
ほらね。やっぱり俺の味方だ。
俺と同じなんだ。
雅「ん...? 翔ちゃんて、リーダーとキスしたの?」
翔「はっ、あ、いやっ」
いつの間に。
俺はそんなの興味無いぜ、みたいな顔してちゃんと済ませてた。
しかし片想いだとか言っておきながら、どんな手段でキスをしたのか。
そこはちゃんと、聞いておかなきゃな。
急に不機嫌になったニノに動揺したけど、翔ちゃんが励ましてくれた。
そのおかげか収録も無事に終わり、俺のテンションは普段通りだ。
雅「基本的な事聞くけどいい?」
翔「なに?」
雅「男同士の恋愛ってどうやんの?」
翔「はっ?」
好きだ好きだと分かってはいても。
そこからどう進むのが正しいのかわからない。
雅「やっぱ好きだと触れたいでしょ?」
翔「ま、うん...」
雅「女の子と恋愛するのと同じでいいのかなって」
好きな相手は男な訳だし。
女の子のように扱うのはプライドを傷付けたりしないんだろうかと。
翔「ま、デートしたり、手繋いだり? そこは別に普通でいいんじゃね?」
雅「そか」
翔「相手もコッチの事が好きなら、同じように触れたいって思ってる筈だからね」
雅「同じように好きなら、ね」
同じように好きでいてくれるんだろうか。
いやもはや、俺の事なんて眼中に無いかもしれない。
翔「そんな悩まなくても...、神様だって言ってたじゃん。素直が一番だって」
そうだな。俺の取り柄は笑顔と素直さ、単純さ。
ウジウジ悩んでる場合じゃ無いんだ。
雅「よし...、素直に、なってみるか…!」
翔「ははっ、その調子だよ」
やはり同じ片想いをしてる人が相談相手と言うのは心強い。
だって俺の気持ちを分かってくれる。
はて? と、言う事は。
雅「翔ちゃんも、触れたいって思ったりする?」
翔「えっ、お、俺っ?」
雅「抱きしめたり、キスしたり。したいなぁって、思う?」
翔「お、俺は...」
うん。これは絶対思ってるな。
プライドが邪魔して素直に言えないだけだ。
雅「はぁ、もっかい、アイツとキスしたいなぁ...」
翔「ん...、そうだね…」
ほらね。やっぱり俺の味方だ。
俺と同じなんだ。
雅「ん...? 翔ちゃんて、リーダーとキスしたの?」
翔「はっ、あ、いやっ」
いつの間に。
俺はそんなの興味無いぜ、みたいな顔してちゃんと済ませてた。
しかし片想いだとか言っておきながら、どんな手段でキスをしたのか。
そこはちゃんと、聞いておかなきゃな。
