
神様の願い事
第6章 名探偵
《sideS》
まぁ根掘り葉掘り。女子か。
雅「ええっ、リーダーからっ?」
翔「騙す為だよ。それ以外の感情はあの人には無いの」
いつ、なんでどうやってキスしたんだとあんまり聞くから。
取り敢えず話しやすいエピソードをチョイスした。
雅「ええ...、でもそれって、凄い濃厚じゃん」
智くんの寝顔に欲情して勝手に奪ったキスは、話さなかった。
雅「でもさぁ、騙す方法なんて他にいくらでもあるのに、何の感情も無くキスなんてするかなぁ」
翔「それが一番手っ取り早かったんじゃね?」
雅「まぁ、確かにそうだけど」
ああ、つい先日のキスも話したい。
とても色っぽくて妖しくて、凄く素敵な智くんを見たんだと話したい。
雅「その一回だけ?」
でもなぁ。
こんな事、他の奴に知られたくないかもしれないし。
だってあれ以来、智くんはあまり俺に話しかけてくれない。
雅「俺も一回だけ。でも、そんなちゃんとしたキスじゃないしなぁ…」
それにきっとあの肌守りのせいだし。
あ、そっか。
肌守りのせいだから別にいいんじゃね? あの行動は無意識に動かされてたんだ。
翔「いや、実はこの間も...」
雅「えっっ」
俺が見た素敵な智くん。
どれだけ説明したって完璧に伝える事は出来ないけど。
雅「うわなにそれ、えっろ...」
翔「だろ? だからあの肌守り持って来るのやめたんだよ(笑)」
肌守りのせいだと智くんを保護し、セコイから持って来るのをやめたんだと自分を正当化した。
雅「それも肌守りのせいだとしたら、やっぱりリーダーって...」
翔「え?」
雅「いや、昔番組であの匂い嗅いだことあるんだよ。だから中身はきっと」
和「おふたりさん、イチャついてるとこ悪いけど移動だから」
雅「えっ、別にイチャついてなんてっ」
潤「早く楽屋空けろってさ」
翔「あっ、うん」
相葉くんが言おうとした事は何だったんだろう。
でもバタバタする楽屋の中で話しの続きも出来そうに無いし。
雅「ちょ、ニノ待ってよ」
行ってしまったし。
俺も慌てて荷物をまとめながら智くんの姿を探したけど、智くんは既に楽屋を後にしていた。
潤「リーダー、帰るよ」
智「うん」
あの人の笑顔を見たかったけど、俺の耳には廊下に響く小さな声しか聞こえなかったんだ。
まぁ根掘り葉掘り。女子か。
雅「ええっ、リーダーからっ?」
翔「騙す為だよ。それ以外の感情はあの人には無いの」
いつ、なんでどうやってキスしたんだとあんまり聞くから。
取り敢えず話しやすいエピソードをチョイスした。
雅「ええ...、でもそれって、凄い濃厚じゃん」
智くんの寝顔に欲情して勝手に奪ったキスは、話さなかった。
雅「でもさぁ、騙す方法なんて他にいくらでもあるのに、何の感情も無くキスなんてするかなぁ」
翔「それが一番手っ取り早かったんじゃね?」
雅「まぁ、確かにそうだけど」
ああ、つい先日のキスも話したい。
とても色っぽくて妖しくて、凄く素敵な智くんを見たんだと話したい。
雅「その一回だけ?」
でもなぁ。
こんな事、他の奴に知られたくないかもしれないし。
だってあれ以来、智くんはあまり俺に話しかけてくれない。
雅「俺も一回だけ。でも、そんなちゃんとしたキスじゃないしなぁ…」
それにきっとあの肌守りのせいだし。
あ、そっか。
肌守りのせいだから別にいいんじゃね? あの行動は無意識に動かされてたんだ。
翔「いや、実はこの間も...」
雅「えっっ」
俺が見た素敵な智くん。
どれだけ説明したって完璧に伝える事は出来ないけど。
雅「うわなにそれ、えっろ...」
翔「だろ? だからあの肌守り持って来るのやめたんだよ(笑)」
肌守りのせいだと智くんを保護し、セコイから持って来るのをやめたんだと自分を正当化した。
雅「それも肌守りのせいだとしたら、やっぱりリーダーって...」
翔「え?」
雅「いや、昔番組であの匂い嗅いだことあるんだよ。だから中身はきっと」
和「おふたりさん、イチャついてるとこ悪いけど移動だから」
雅「えっ、別にイチャついてなんてっ」
潤「早く楽屋空けろってさ」
翔「あっ、うん」
相葉くんが言おうとした事は何だったんだろう。
でもバタバタする楽屋の中で話しの続きも出来そうに無いし。
雅「ちょ、ニノ待ってよ」
行ってしまったし。
俺も慌てて荷物をまとめながら智くんの姿を探したけど、智くんは既に楽屋を後にしていた。
潤「リーダー、帰るよ」
智「うん」
あの人の笑顔を見たかったけど、俺の耳には廊下に響く小さな声しか聞こえなかったんだ。
