
神様の願い事
第7章 謎のオバケ
《sideO》
だから駄目だって言ったのに。
翔「さと」
だから早く離れなきゃいけなかったのに。
翔「どうした、の」
智「うるさいよ」
折角舌を捕まえてるのに話すから。
また逃げちゃうだろ。
智「翔くん、が、してきた…」
そっちがキスしてきたんだろ?
折角我慢してたのに、それをお前がけしかけたんだ。
翔「智、くん」
だから喋んなって。
堪忍袋の緒が切れるとは、まさにこの事。
智「黙って...」
つい翔くんの首に回してしまった両腕。
そのうちの片方で、これまたうっかり翔くんの後頭部を掴んだ。
智「そっちが、してきたんだから」
掴んだ頭を引き寄せて、深く。
智「乗って、なにが悪い...」
顔の角度すら変えて、更に深く。
翔「...っ、は」
息つく暇なんて与えてやらない。
翔「ぁ、さと...」
こんなのもう止まんないって、初めから分かってた。
智「...困ってんの?」
どんな顔をしてるのかと気になって、ほんの少し離してみたら。
翔「どこが」
細めた瞳で真っ直ぐ俺を貫いていた。
翔「乗ったのはそっちだから」
智「ん、ぁ」
翔「もっと口、開けて」
こんな夜中に二人きりで。
しかもここはベッドの上だし。
智「んん...っ」
そんな場所で俺の上に居座る翔くんは、驚くような顔を見せる。
翔「苦しい...?」
人をガラリと変えて、堂々と俺の上に君臨してる。
智「ふ...」
お前がキスしてきたんだから、だから乗ってやっただけだと。
俺のちっぽけなプライドを保とうとそんな言葉を吐いた。
智「ぁ、翔く...」
すると翔くんまでそんな事を言うから。
負けてたまるかと喰らいついたものの、伸し掛る力の方がやはり上手で。
たかがキスなのに、翔くんは汗をかいているし。
ただのキスなのに、俺の口からはおかしな吐息が漏れる。
今となっては事の成り行きが思い出せない程に、俺は熱を帯びていた。
だから駄目だって言ったのに。
翔「さと」
だから早く離れなきゃいけなかったのに。
翔「どうした、の」
智「うるさいよ」
折角舌を捕まえてるのに話すから。
また逃げちゃうだろ。
智「翔くん、が、してきた…」
そっちがキスしてきたんだろ?
折角我慢してたのに、それをお前がけしかけたんだ。
翔「智、くん」
だから喋んなって。
堪忍袋の緒が切れるとは、まさにこの事。
智「黙って...」
つい翔くんの首に回してしまった両腕。
そのうちの片方で、これまたうっかり翔くんの後頭部を掴んだ。
智「そっちが、してきたんだから」
掴んだ頭を引き寄せて、深く。
智「乗って、なにが悪い...」
顔の角度すら変えて、更に深く。
翔「...っ、は」
息つく暇なんて与えてやらない。
翔「ぁ、さと...」
こんなのもう止まんないって、初めから分かってた。
智「...困ってんの?」
どんな顔をしてるのかと気になって、ほんの少し離してみたら。
翔「どこが」
細めた瞳で真っ直ぐ俺を貫いていた。
翔「乗ったのはそっちだから」
智「ん、ぁ」
翔「もっと口、開けて」
こんな夜中に二人きりで。
しかもここはベッドの上だし。
智「んん...っ」
そんな場所で俺の上に居座る翔くんは、驚くような顔を見せる。
翔「苦しい...?」
人をガラリと変えて、堂々と俺の上に君臨してる。
智「ふ...」
お前がキスしてきたんだから、だから乗ってやっただけだと。
俺のちっぽけなプライドを保とうとそんな言葉を吐いた。
智「ぁ、翔く...」
すると翔くんまでそんな事を言うから。
負けてたまるかと喰らいついたものの、伸し掛る力の方がやはり上手で。
たかがキスなのに、翔くんは汗をかいているし。
ただのキスなのに、俺の口からはおかしな吐息が漏れる。
今となっては事の成り行きが思い出せない程に、俺は熱を帯びていた。
