テキストサイズ

神様の願い事

第10章 恋人の定義

《sideN》



潤「やっぱ三度の飯より釣りなんじゃん?」

雅「リーダーがタフだってだけか」

和「そういう事でしょうね」


エロ顔がなかなか戻らないから、翔さんは居残りで撮り直しをしている。


和「船じゃあんまり動かないのかな」

雅「でも結構踏ん張るでしょ。響くよきっと」

潤「今頃蹲ってたりして(笑)」

雅「かもね~(笑)」


なんて呑気に笑ってたら居残りの翔さんが漸く戻ってきた。


翔「なに? どうしたの?(笑)」


俺達の話も聞いてなかったのに翔さんはつられて笑っていた。


潤「いや、リーダーって凄いんだなって話をね」

翔「ふうん?」

雅「んで、昨日どうだったの翔ちゃん」

翔「えっ、な、なにがっ?」


顔を赤くして何を想像しているのやら。


和「猫化。治ったの?」

翔「あ、それね」


それしか無いんスけど。


翔「治ったよ。おかげさまで」

潤「マジ?」

雅「やったじゃん翔ちゃん!」

翔「へへ、まぁね」


なるほどな。
やっぱりあのニヤけ顔はそういう事だったのか。


雅「で? で? どうだったのっ?」

翔「へ? だから猫化は治ったって」

雅「もぉぉう。そんなハナシじゃ無くてっ」


折角翔さんがいつもの顔に戻ったというのに、今度は相葉さんがニヤニヤし出した。


雅「どんなテクニック使ったんだよぉ。俺にも披露してよっ」


披露じゃなくて伝授な。


翔「て、テクニックぅ?」

雅「そ。リーダー痛がって無かった?」

翔「え? 痛い? なんで?」

雅「うゎ。次元が違うわ」

潤「すげぇな翔さん」


いやマジで凄いな。
脳ミソ中学生かと思ったけど、まさかそんな次元に行ってたとは。


雅「ねえねえどうやったの? なんで痛くないの?」

翔「てか、なんで痛くなる事あるの?」

潤「すっげぇ優しいとかじゃない?」

翔「あ~そりゃ、ま、優しくは...。て、勝手になっちゃってんだろうね(笑)」

和「そうか。オマエは優しさが足りないのか」

雅「ええっ、俺めっちゃ優しくしてるよっ?」

翔「ほらアレじゃない? 相葉くんて無我夢中になっちゃうから」

潤「あ~」

翔「抑えられなくなってガシガシって(笑)」

和「当たってるわ...」



よく聞いとけ相葉。

もっと、優しくしろという事だ。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ