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『気持ちいいのかって？ そんなの愚問だよ』

『初めての時はそれどころじゃないんだよ。論外だね』


俺が相談をした時にはアイツらに小馬鹿にされた。
嘲笑われたんだ。


智「っ、ぁあ」


愚問なのか？


智「ん、ぅ」


未だ押し殺そうとする声はほんの少し苦しさを感じ取れるが、だとしてもその身体は火照っていて。


智「ふ…」


漏れる息はほんのり甘い。


智「ぁ、は」


ほんの確認作業だ。
この人の弱い所を攻める。
首筋を柔らかく吸って、そのまま下に下りて胸先にも吸い付いてやる。


智「んん…」


舌先でコロコロと転がしながら様子を確認する。
やはり出てくるのは俺の好きな甘い声で。


智「っ、あ」


そのまま突いてやると柔らかく俺を掴んでいた手に力が籠る。


智「ぁ、ふ」


今度は唇を離して智くんの中だけに集中をした。
探るように、蠢くように。


智「んぁ…」


あれ程心配していたのに智くんは微睡みそうで。


智「はぁ、ぁ…」


うっとりと微睡みそうになったら素早く腰を引いて強めに突いてやる。


智「っ、ん」


その中は熱くて、もうこっちだってドロドロに溶けそうで。


智「あっ、ぁ」


ズルズルと引き抜かれていく時には智くんの背が震えるし、グッと押し込んだ時にはほんの少し浮き上がる。


翔「はっ、ぁ…、気持ち、いい…？」


なんとか呼吸を整えその愚問を問うてみた。


智「よく、わ、かんな…っ、ぁ」


そんな事を言ってもその頬は赤くなるばかりだし。


翔「痛かった…？」

智「うう、ん」

翔「なら、苦しいとか…？」

智「ちが…」


この質問には全て小さく首を振って答えた。


翔「ここ…？」

智「っ…」


ピクリと跳ねた。


翔「ここ、だよね…？」

智「っあ、しょ…っ」


俺の熱で、智くんの内壁を擦るようにゆっくりと動く。


智「ん、く…っ」


反応を見ながら、擦り付けるように。


翔「気持ちいい…？」

智「わ、かんないけど、な、んか…っ」


どこが論外だ。


智「おか、しい」


こんなに火照っているのに。


智「っ、あ、ぁ…っ」


俺に反応するその身体が嬉しくて。


翔「何も考えないで」


もっと翻弄させたい。


翔「俺だけ見て…」


そして俺を、蕩けさせて。