無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

《sideＯ》



智「はぁっ…、ぁ」


“すぐイッちゃうよ”と俺が言ったものだから、翔くんはゆっくりと俺を頂点へ持って行こうとしてる。
もう翔くんが俺に入ってきた瞬間に“あ、ヤバいな”とは思ってたんだけど。


智「ぁあっ、く…」


でもやっぱどうせなら一緒にイキたいし。
翔くんも抑えてくれてるし俺もかなり頑張って我慢をしているんだ。


翔「も、ヤバい…？」

智「っ、ふ、ぁ」


もう言葉も出なくてコクコクと首を縦に振って訴えるだけ。


智「っ、あ、ぁっ」


更なる衝撃が俺に走る。
意志とは関係無くビクンと身体が大きくうねったんだ。


智「んぁ、な、な、に…っ」

翔「俺も、そろそろヤバいか、ら」


翔くんは自分がイキそうだと感じたのか、俺の感度を更に高めてきた。
滑りを纏った手で、俺の熱を擦り出していたんだ。


智「ぁ、あぁ、も、そんな、の」


そんなのしなくたって既にイキそうなのに。


翔「また、出ないかもしんな、いでしょ」


ぬるぬると俺の熱は擦られて、なんとも言えない快楽が全身を駆け巡る。


智「んぅっ、く、ぁ、あっ」


相乗効果なのかなんなのか。
もう意識すら飛びそうだ。


翔「やっぱ、感度上がってる、ね」


それは同時にそんな事をするから。


智「んんっ、ぅ、も…、だ、めだっ…て」


息が上がりすぎて呼吸が辛い。


翔「ん、今度こそ、一緒に…っ」


そこまで言うと、翔くんは俺の熱をしっかりと握り込み素早く擦り出す。
それと同時に俺を突き上げ、俺を叫ばせたんだ。


智「んぁ、あぁっ…」


こんなの初めてだ。


智「ふぅっ、ふ…っ…」


意識が飛ぶ程の愛を受ける日が来るなんて。


翔「はぁっ、は…、ぁ、よかった… ちゃんと、出たね…」


俺の腹が汚れている事を確認し、翔くんは笑うんだ。

それは幸せに満ちていて、俺のくたばっている様子を見てほっとしている。


翔「今綺麗にしてあげるから動かないでね…っ、と、わ」


そんな顔を見たら抱きしめたくなったって仕方ない。


翔「ちょ、智くん(笑)」

智「ん？」

翔「ん？ じゃなくて(笑) ほら～べちゃべちゃ…」

智「うん」



いいんだよ少しくらい汚れたって。

だって抱きしめたかったんだ。

正直になれって、翔くんも言ってたじゃんか。