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神様の願い事

第13章 神様の願い事




翔「は、ぁ、智くん」


着てるものも全て脱ぎ捨て智くんの温もりを全身で感じてた。


翔「シャワーだけして、ベッド行こうよ」


額を突き合わせ熱い息を互いに漏らし、駆け巡る血液はもう抑えきれない。


智「ん…」


この人だってそうで、手早くボディーソープを出すとキスをしながら俺の身体を撫で付ける。


翔「っぁ、は…」


舌を絡めながら擦り合う身体は滑らかで。
丁寧に耳や首を洗ってくれるものの、一旦下腹部に手が届いてしまえば思わず力が篭ってしまう。


翔「駄目だ、よ、我慢出来なくなるでしょ…」

智「ん…」


智くんの鎖骨や胸、それに脇と背中。
泡を纏いそこから滑り落ちるように伸びた手は腰を撫で尻を撫で。


智「ん、ふ」


ぴったりと密着した身体は僅かにピクっと震えた。


翔「ぁ、もう駄目」


その震えは俺をドキッとさせて。


翔「早く、流そ」


煮えたぎった血液でおかしくなりそうだ。


翔「シャワー、出すよ?」

智「ん…」


智くんはと言うと、もうトロンとしていて。
俺の首にしがみついて離れないんだ。


智「ふぅ…」


背を撫でながらシャワーを当ててやると、漸く落ち着いた息を漏らした。


翔「ヤバかった?」

智「ん」


背を綺麗に流し終え、密着させた前に隙間を作り胸も流してやる。
泡が残らないようにと当てたシャワーと共に俺の手も添えて。


智「…っ」


俺の手は智くんの硬く張り詰めた熱を摩る。


翔「まだ泡が残ってる」

智「ん…」


腰を引いて逃げかけた智くんを引き戻し、俺は丁寧に泡を流す。


智「ぁ、も… 大丈夫…」

翔「まだだよ」

智「っふ、綺麗になっ、たよ」

翔「まだだって」


苦悶の表情でその刺激に耐える。


そんな智くんは熱い息を漏らしながら俺の身体も流してくれた。


その姿はこれから来る耐え難い快楽を待ち侘びているようで、どこか少し焦りながら。






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