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《sideＯ》



この間もそうだったけど俺に入ってくる翔くんは凄く熱くて。


智「んぁ、ぁ」


思わず声が漏れてしまう。


翔「っ、智く、ん」


汗を振り飛ばし俺を揺さぶる翔くんはこれまでに無いくらい男らしい。
それをもっと見てたくて、終わらせたくなくて俺は必死で耐える。

なのにこの男は。


智「っぁ、は」


どうにも敏感に反応する場所を探し当て、内壁をじっくり擦り上げるようにして俺の震えを誘う。


智「ぅ、く…」


だけどそんな不思議な刺激には慣れてなくて。
うっかり浮いた背の隙間に翔くんは腕を差し込み俺を引き寄せた。


智「ぁ、ふ」


引き寄せたかと思えば翔くんは背を丸め、俺の胸にいきなり吸い付いて。
熱い舌で舐め回しながらもゆっくりと中を擦り上げてくるんだ。


智「っは、しょ…」


こんなのされちゃ堪らない。


智「ぁ、あ」


なんとか我慢しようとしてるのにこんなのされちゃ。


智「それ、だ、め」


揺さぶられる俺はもう目も開けられなくて、口だけ開いてなんとか声を出す。


翔「っ、辛い？」

智「ちが、も、我慢出来な」


訴えなきゃと思って僅かに目を開いたら、熱く揺れた瞳が飛び込んだ。


翔「触りたいんだよ、いろんな、とこ」

智「ん、ぁ」

翔「もっと触らせてよ」


何故か翔くんの方が訴えてきて。


翔「全部、愛おしいから…」


行為だけでなくその低い声でも俺を追い込んで。


翔「駄目なんて言わないで…」


追い込んで追い込んで。

あっという間に俺を追い詰める。


智「翔、く」


大きな瞳に魅せられた俺はもう為す術もなくて。


智「っぁ、あ…っ」


心臓がドクンとひとつ脈打ったと同時に、身体が大きく震えたんだ。