
神様の願い事
第2章 秘密
《sideO》
智「ありがと...」
変なとこ見られちゃったな。
オッサンに言い寄られて壁際で小さくなってるなんて、格好悪すぎだろ。
翔「結構呑んだの?」
あの後それぞれの家に帰る為、あと数台タクシーを呼んだ。
松潤は方向が違うから1人で。ニノは相葉ちゃんと、俺は翔くんとタクシーに乗った。
智「や、そんなに」
翔「嘘ばっかり」
俺を先に降ろして、翔くんも自分の家に帰るんだと思ってた。
だけど翔くんは俺と一緒に降りたんだ。
“少し話そう”とちょっぴり怖い顔をしながら。
翔「どうして正直に言わないんだよ」
怒ってるのかな。
智「正直に言ったよ。断れなかったから呑みに行くって...」
翔「マネージャー居なかったでしょ」
智「い、居たもん」
勝手に冷蔵庫を漁り、翔くんは俺に水を差し出した。
それをちびちびと飲みながら、チラッと翔くんを見上げる。
翔「大丈夫だって言ってたでしょ?」
智「だって、大丈夫だから」
翔「どこがだよ」
こええな。
仁王立ちしたまま俺を見下ろして溜息を吐いてる。
智「あっそうだ、朝からロケなんだった。早く寝ないと...」
なんだか空気がピリピリして耐えれそうに無かった。
翔「無いんですけど」
智「へ?」
翔「ロケ。あれ芝居、ね?」
よっこいしょと立ち上がりかけた俺の肩を掴んで、グッとソファーに押し込む。
翔「貴方は明日休み。俺も休み。でしょ?」
智「あ、そうだっけ…」
ソファーに座り直す事になった俺の隣に翔くんも腰掛けた。
智「あの。怒ってる...?」
翔「当たり前でしょ」
まるでヤンチャをして母親に怒られる子供のようだ。
俺は心配掛けたくなかっただけなのに。
なんだか今日の翔くんは、少し怒りすぎな気がしたんだ。
智「ありがと...」
変なとこ見られちゃったな。
オッサンに言い寄られて壁際で小さくなってるなんて、格好悪すぎだろ。
翔「結構呑んだの?」
あの後それぞれの家に帰る為、あと数台タクシーを呼んだ。
松潤は方向が違うから1人で。ニノは相葉ちゃんと、俺は翔くんとタクシーに乗った。
智「や、そんなに」
翔「嘘ばっかり」
俺を先に降ろして、翔くんも自分の家に帰るんだと思ってた。
だけど翔くんは俺と一緒に降りたんだ。
“少し話そう”とちょっぴり怖い顔をしながら。
翔「どうして正直に言わないんだよ」
怒ってるのかな。
智「正直に言ったよ。断れなかったから呑みに行くって...」
翔「マネージャー居なかったでしょ」
智「い、居たもん」
勝手に冷蔵庫を漁り、翔くんは俺に水を差し出した。
それをちびちびと飲みながら、チラッと翔くんを見上げる。
翔「大丈夫だって言ってたでしょ?」
智「だって、大丈夫だから」
翔「どこがだよ」
こええな。
仁王立ちしたまま俺を見下ろして溜息を吐いてる。
智「あっそうだ、朝からロケなんだった。早く寝ないと...」
なんだか空気がピリピリして耐えれそうに無かった。
翔「無いんですけど」
智「へ?」
翔「ロケ。あれ芝居、ね?」
よっこいしょと立ち上がりかけた俺の肩を掴んで、グッとソファーに押し込む。
翔「貴方は明日休み。俺も休み。でしょ?」
智「あ、そうだっけ…」
ソファーに座り直す事になった俺の隣に翔くんも腰掛けた。
智「あの。怒ってる...?」
翔「当たり前でしょ」
まるでヤンチャをして母親に怒られる子供のようだ。
俺は心配掛けたくなかっただけなのに。
なんだか今日の翔くんは、少し怒りすぎな気がしたんだ。
