teardrop
第1章 1滴
家に着いても透花はまだ少しドキドキしていた。
「ただいま」
家の中はシーンとしたままで、家族はみんな留守だ。
夕方過ぎて玄関の鍵が開く音と共に楽しそうな話し声がする。
透花が見に行くと母と妹が帰ってきたとこだった。
「おかえり…」
透花の声に母と妹は気付いた様子だったが返事はない。
妹は今年小学6年生。
今日は参観日だったらしい。
学校が終わると母と妹はそのまま二人で買い物に行って、外で食事をしてきたらしく、その話で盛り上がってる。
透花は母が買ってきた物を冷蔵庫等に片づけながら話を聞いてた。
妹が「ねぇ、パパは今日遅いの?やっぱり携帯欲しいからパパが帰ってきたらお願いしよううかなって…」と母に話す。
「そうね…朝、仕事行く前に今夜は会社の付き合いがあるって言ってたから帰りは遅くなるんじゃない?」
母の返答から、父がまた飲んで帰ってくると思った透花は今夜は早めに寝ようと決めた。
「ただいま」
家の中はシーンとしたままで、家族はみんな留守だ。
夕方過ぎて玄関の鍵が開く音と共に楽しそうな話し声がする。
透花が見に行くと母と妹が帰ってきたとこだった。
「おかえり…」
透花の声に母と妹は気付いた様子だったが返事はない。
妹は今年小学6年生。
今日は参観日だったらしい。
学校が終わると母と妹はそのまま二人で買い物に行って、外で食事をしてきたらしく、その話で盛り上がってる。
透花は母が買ってきた物を冷蔵庫等に片づけながら話を聞いてた。
妹が「ねぇ、パパは今日遅いの?やっぱり携帯欲しいからパパが帰ってきたらお願いしよううかなって…」と母に話す。
「そうね…朝、仕事行く前に今夜は会社の付き合いがあるって言ってたから帰りは遅くなるんじゃない?」
母の返答から、父がまた飲んで帰ってくると思った透花は今夜は早めに寝ようと決めた。