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幼馴染みと俺

第3章 研修旅行?


俺達は毎日放課後になって部室に集まってはお菓子を食べるなり漫画を読むなり自由に過ごしている

部活の方はいいのかって?
何かの大会に出すわけでもないし、体育祭とかのイベントごとで活躍するからいんだよ

ちゃんとやることはやってるしな

なんていつものように呑気にしていたら突然部室のドアが開けられた

バンッ!!

郁「誰だ?!って…なんだ晶さんかよ」

晃「兄貴!なんだよ部活に顔出すなんて珍しいな!」

晶「なんだとはなんだ!先生と呼べ。あと晃、学校では兄貴って呼ぶなって言っただろ」

やって来たのは晃の兄貴兼写真部の顧問こと椎名晶。
今年教師の資格を取ったばかりの新米教師だ。

つっても俺らは昔から知ってるんだけどな

湊「それで、晶先生は俺達に用があったんじゃないの?」

晶「さすが湊分かってるな!俺が今日やってきた理由はこれだ!」

バンッと机に置かれた紙をみんなで覗き込む

「「「写真部の研修旅行?」」」

晶「そうだ!放課後はいつもダラダラと部活らしいことをしていないお前らにカメラに興味を持ってもらおうという企画だ。んでもってある程度の技術も身につけてもらおうってな」

龍「研修旅行ねぇー」

晶「乗り気じゃなさそうだな…。2泊3日で京都に行けるんだぞ?観光ついでに写真撮って帰って、少しカメラについて勉強するだけだ。悪い条件じゃないだろ?」

圭「行く」

「「「圭?!」」」

まさかの意外な人物が乗り気になったことにみんな驚きを隠せなかった

圭「京都の落ち着いた感じが好き。あとみんなと旅行行きたい」

湊「確かに結構自由あるみたいだし俺は賛成だね。6人で旅行に行ける絶好の機会じゃない?」

愁「俺も京都行きたい!」

晶「そうだろそうだろ!旅費も部費から出ることだしこんないいことないぞ?」

郁「それもそうだな。っし、んじゃ行くか!」

こうして俺達写真部の2泊3日、研修旅行旅行が始まろうとしていた

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