思春期なのです。
第4章 朝ですよー
お風呂からあがって荷物をまとめたときに、丁度愁ママが帰ってきた。
「あら、もう帰るの?朝御飯は?」
「制服に着替えないといけないから。ご飯はコンビニで済ませるよ」
昨晩のことをなんか悟られたくなくて、そそくさと帰ろうとしたけどちょっと待ってて、とママは台所に消えていった。
そしてすぐに戻ってきて、煮物がたっぷり入ったタッパとラップに包まれたおにぎりを渡された。
「持っていきなさい。朝御飯はしっかり食べないと持たないわよ」
「ありがとう」
たった一瞬でどうやって用意したんだろう。でもありがたく受け取った。
リュックにそれらを入れていると、愁ママはそっと口を開いた。
「…ねえ亜紀ちゃん。やっぱり女の子がひとり暮しなんて危ないわ。一人ぐらい、うちでお世話できるわよ?」
愁ママは優しいな。
いや、これが普通なのかな?
「ありがとう。でも大丈夫だよ」
「でも…」
「ご飯ありがとね!行ってきます!」
「あら、もう帰るの?朝御飯は?」
「制服に着替えないといけないから。ご飯はコンビニで済ませるよ」
昨晩のことをなんか悟られたくなくて、そそくさと帰ろうとしたけどちょっと待ってて、とママは台所に消えていった。
そしてすぐに戻ってきて、煮物がたっぷり入ったタッパとラップに包まれたおにぎりを渡された。
「持っていきなさい。朝御飯はしっかり食べないと持たないわよ」
「ありがとう」
たった一瞬でどうやって用意したんだろう。でもありがたく受け取った。
リュックにそれらを入れていると、愁ママはそっと口を開いた。
「…ねえ亜紀ちゃん。やっぱり女の子がひとり暮しなんて危ないわ。一人ぐらい、うちでお世話できるわよ?」
愁ママは優しいな。
いや、これが普通なのかな?
「ありがとう。でも大丈夫だよ」
「でも…」
「ご飯ありがとね!行ってきます!」