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思春期なのです。

第5章 学校

「いっ…‼」

「あーあー、足ひねっとるなー」

いつの間にか靴下まで脱がされていた。

「弥生ちゃんに診てもらい」

次は軽々とおんぶされた。

「さて、ランニングの続きするで。そこのお友だちも来る?」

「あ、あのっ!これくらい大丈夫ですからっ!」

「なに言うんじゃ。捻挫をなめとったらあかん」

「でも、出会ったばかりのかたに迷惑をかけるわけには…」

「あー大丈夫大丈夫。手当てすんの俺じゃのうて女の先生じゃけえ」

そういう意味じゃなくて~‼

痛む足ではどうすることもできなくて、そのまま走ってどこかへ連れていかれた…。

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